結果発表

  • 川柳・俳句・短歌
  • 短歌

三輪山まほろば短歌賞

応募総数
3,055点
主催
大神神社献詠会
審査員
前川佐重郎  , 奈賀美和子, 今井陽子 , 岡野弘彦(顧問), 尾崎左永子(顧問)
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  • 最優秀賞 額田王賞

    記念品

    あの山の向こう側には祖母がいて記憶も墓も原発がある 野呂裕樹(大阪府)

    作品講評

    直接には見えないあの山の向こう側は、いつでも在り在りと想起する事の出来る大切な人や物や思い出の数々詰まった場所なのでしょう。その大事な一つ一つと、辺りを押し遣るような巨大建造物の原発を並行に提示するのみに留めて、一首は深まりを得ました。
    奈賀美和子

  • 最優秀賞(高校生以下の部)

    記念品

    九階の引越した家はばかり夕焼けを見てかあさんを待つ 藤原ひまり(千葉県)

    作品講評

    引越したばかりの家では、落ちつかず不安なものであるが、九階ともなれば一層孤立感がつのる。そんなたよりない気分が「空ばかり」によく出ている。独りであることを忘れさせてしまうほどの夕焼けの美しさに心をうばわれた作者の感動が存分に伝わってくる。
    前川佐重郎

  • 前川佐重郎選 選者賞

    み社に向かう石段のその上に春の光を掃く人の見ゆ 山川方子(奈良県)

    作品講評

    神社の石段を昇ろうと上を見上げると、石段を掃く人が見えた。そこに多分朝日が射し込んでいたのだろう。その情景を「光を掃く」と捉えた感性が際立っている。さらに、その光は「春の光」であったことが、この歌を魅力あるものにしている。

  • 藤岡きぬよ選 選者賞

    屈託なく笑ひたる母は今過ぎこし百年束の間といふ 蓮間里恵子(千葉県)

    作品講評

    誰も歳をとるにつれて一年の長さが短く感ずるものだが、大正昭和平成を懸命に生きて来たから言える言葉であろう。一二句の衒のない表現に不思議な満足感が伝わります。

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