公募ガイド

  • お問い合わせ 03-5312-1600
  • お問い合わせ 03-5312-1600
TOPページ > 公募のための著作権Q&A > 2012年 > ブログに認められる著作権(2012年4月号)

公募ガイド

ブログに認められる著作権(2012年4月号)

公募ガイド

公募ガイド誌上で1998年4月号から2014年3月号に渡って連載された、「公募のための著作権Q&A」を再掲載します。

毎週火曜日にバックナンバーを更新していきます。

 

講師:吉田大輔(放送大学客員教授)

ブログに認められる著作権

ブログの作者にはどのような権利が認められるのでしょうか?

 

他の著作物同様に、複製権や公衆送信権などの著作権と著作者人格権が認められます

  

ブログの記事などの多くは著作権法上保護される著作物に該当すると考えられます。著作物の中では、まず「言語の著作物」に該当するケースが多いと考えられますが、ブログの内容に応じて、「美術の著作物」や「写真の著作物」と複合する例もあり得るでしょう。著作物に該当する場合には、著作権法上、創作と同時に何らの手続きを要することなく法的に保護される状態となります(無方式主義)ので、ブログ記事などの作者(著作者)は、自動的に著作権法上の著作者人格権と著作権(財産権)を有することとなります。


著作者人格権は、著作者の人格的利益の保護を目的とした権利で、「公表権」「氏名表示権」「同一性保持権」の3種類の権利があります。このうち公表権は作者自身がブログなどで公表しているわけですから問題となることはありません。一方、氏名表示権は、著作者が氏名表示方法を決定できる権利で、他人がブログ記事などを利用する場合にはその氏名表示方法を尊重する必要があります。同一性保持権は、ブログ記事などの著作物を他人が勝手に改変することを防止できる権利です。


一方、著作権は、著作者の財産的利益の保護を目的とした権利で、大きく分けて11種類の権利が著作権法上認められています。これらのうち、ネット利用に関して関係の深い権利は「複製権」「公衆送信権」「翻案権」の3種類の権利です。複製権は、ブログ記事などのコピーに関する権利です。パソコン上のダウンロードや紙媒体へのプリントアウトなどは複製に当たります。

 

また、公衆送信権は、ネット上の発信に関する権利で、アップロードすることは公衆送信権の対象となります。さらに「翻案権」は、著作物の改変利用に関する権利でブログ記事などの翻訳や翻案は翻案権の対象となります。自分のブログ記事などが他人に利用される場合には、著作者はこれらの権利を根拠にして、利用を禁止したり、利用に際して一定の条件を付けたりすることができるのです。


※この記事は、「月刊公募ガイド」2012年4月号で掲載されたものです。法改正などにより、当時と状況が変わっている場合があります。

PAGE TOP

PAGE TOP