• 文芸

中堅小説家志望向けの本がないことへの悩み。作家志望歴10

2018.02.27 arukaさん

中堅小説家志望向けの本がないことへの悩み。
作家志望歴10年程度の、作品を何度も完成させたことがあり、継続的に作品も応募しているが、一次選考に一度も残ったことがない人のための小説ハウツー本があれば教えてください。
 主に小学生からティーンズに向けた小説を書いています。ジャンルはファンタジーです。一ヶ月に1作品の短編(原稿用紙換算枚数5~50)を書きながら、半年から1年の期間で中編~長編(100~300)を2,3作品書いています。

よく見かけるのは、ビジネス文書向けの文章術(一文は短く書け! というものばかり)か、研究者が書くような文法的な本です。(『文章から変わる接続語の使い方』、「よくわかる文章表現の技術 1.~5』など文法的な本はとても勉強にはなるのですが、研究者ではなく小説家になりたい身としては文法だけにこだわるのはちょっと違うような気がするのです。)

 たまに小説家になりたい人向けの本がありますが、初心者向けの本ばかりです。
 型に当てはめて書け。あらすじはきちんと終わらせろ。アイデアが浮かばなかったらタロットカードを使えなど、中堅にとっては無意味ともいえる、的外れな、そこを問題にしていない箇所ばかり書いてあって役に立ちません。

 今手元にあるのは、『書きあぐねている人のための小説入門』『キャラクター小説の作り方』です。前者は他の本に比べて踏み込んだ感じはあるものの、物足りなさを感じます。後者は場面カードの作り方だけを取り入れました。
『架空地名大事典』『人物表現辞典』『てにをは辞典』『場面設定類語辞典』『感情類語辞典』などの辞典、事典類は数度見ただけで特に創作に役に立ったという感じはありません。

 イラストの本では初心者向けの『ひとかく』から上級者向けの人体模型並の繊維まで描かれている筋肉の説明から入る。デッサンの本まであるし、手だけ練習する本や、塗りだけ学べる本だと、用途別にたくさんあるのに、小説家向けの本にはありません。もしそのような本があれば、教えてください。

自然なノリかつ砕けすぎない台詞のかけあいや、場面転換する直前のエピソードの終わり方、情景描写・心理描写のテクニック、周りの世界の時が止まり、独白や説明だけに費やされる地の文の適切な分量やタイミング、物語にはそんなに関係ないが、書くことで深みが増す箇所について、資料不足でどうしても想像で書くしかない時の、知ったかぶり方、または読者にこの説明ないな、と思われない話のそらしかた、など、知りたいことだらけです。本は知らないけれど、アドバイスできるよという方がいらっしゃいましたら、ご教授願います。

コメント

  • こんにちは。
    私も拙いながら小説を書いています。
    図書館で見つけた宮原昭夫著「書く人はここで躓く!」河出書房新社 は私にはよかったです。まえがきに、伸び悩んでいる人のため・・・というような趣旨のことが書いてあります。この方は芥川賞作家でカルチャーセンターで教えておられ、あとで村田沙耶香さんが受賞されたとき、この方の講座に通われていたことを知りました。
    また、ラノベとかエンタメ系なら、大沢在昌さんの本があるようですし、
    本でなくてもYou Tube で石田衣良さんの講義もみることができます。
    わかりやすかったです。
    • こんにちは。コメントありがとうございます。
      「書く人はここで躓く!」は私も図書館で読んだ気がするのですが、内容までは覚えていないので、読み直そうと思います。不勉強で大沢在昌さんのことは知らないので調べてみます。
      You Tube で石田衣良さんの講義は見ました。おかげで1年間全く書けなかったスランプから脱出できたことがあります。(2、3年前の話)
       たくさんのおすすめありがとうございました。
  • 読者層に合った作品をたくさん読むのが、一番参考になるのではないですか?
    書き方についての本を読むよりも、売れる本はなぜ売れるのか考えた方が身になるのではないでしょうか。
    • その通りなのですが、昔の職人を思わせる「背中を見て学べ」姿勢が受け付けないのです。このやり方では、作家としての資質というよりも物覚えの良さ、こつをつかむのがうまい人しかデビューできません。私はその状況を良くないと思っています。今の時代「職人」と呼ばれる方々の数が減ったのは、時代に見合わずいつまでも、マニュアルも何なく、教えられなくても、身につけるべきだ、とお高くとまっていたからだと思うのです。本が売れないのも、こういう気質があるからなのではと思っています。
      ですが、書き方の本が見つからない以上、作品をたくさん読むしかなさそうです。ありがとうございました。
      • ”職人を思わせる「背中を見て学べ」姿勢が受け付けないのです”とのことですが、作品は完全オリジナルでないといけないのですから、それは仕方のないことだと思います。
        言われた通りやっていれば出来あがるのは、目標としているものが同じである場合だけではないですか?
        工芸品などと違い、一つ一つが違ったものでないと売れないからこそ、小説を書くのは難しくて苦しいのだと思います。
  • 公募ガイドONLINEの読み物の「若桜木虔の作家デビューの裏技教えます!」も十分ためになると思います。
    それと、今月の公募ガイドも。(童話がメインですから)
    STEP4の長編童話を書くためにを読んで、何が足りないと思われましたか。

    >自然なノリかつ砕けすぎない台詞のかけあい
    これならば、小説よりも脚本や映画やドラマを観て研究されたほうがいいのではありませんか。(セリフに特化したのが脚本でしょう)

    一度文章表現の枠から外れて、映像の面から物語を捉えてみてもいいような気がします。
    特に子どもが読むことが前提ならば、文章表現としての音の響きだけでなく、いかにまざまざと目の前に画が見えるかも大切になってくると思うので。

    私自身は童話を勉強中です。
    ひとつ気になったのですが、arukaさんはどの程度「読者の年齢」を意識して書かれていますか。
    もうすこし具体的に年齢層を絞り、その上で、その年齢に相応しいボリュームかどうかを考える必要もあると思いますよ。(特に子どもは飽きやすいので)
    • コメントありがとうございます。最近は文章関連の特集が多くてうれしいです。できていなさそうだなと思ったところは、設定の作り込み不足ですね。舞台がファンタジーなのでいくら資料を集めても足りないところです。舞台背景や時代背景に悩みます。(電気にするか、ランプにするか、水道にするか井戸にするかなど。本編と関係ないからって投げ出すと情景描写のネタが尽きるという自体に)あと、敵、ライバルがぽっと出の小物になってしまうというところ。作者(私)が主人公がどう障害を乗り越えるかわかっているので、主人公もそれに影響されて強くてニューゲーム風な感じになってしまいます。(攻略法はわかっているけれど)物語上挫折するポーズは取っておく、というような感じです。
       あと、メインもサブも考えてあるけれど、通過点になってしまって、寄り道ができていないところがあります。プロットが完成すると、考えた落ちまで早く書き上げたくて、寄り道せずにどんどん物語を進めてしまいます。(今のところ、あとから小エピソードを追加で考えて挿入することで対処しています)

      ご指摘のとおり、読者層はあまり絞りきれていません。物語や舞台は変わっても、親に依存するしか生存することができない普遍的な「子供」の不完全さ、不自由さ、不満、を抱きながらどう生きていくのか、というのを書きたいと思っているので、どの年齢の子供にもあてはまるかな、と思いながら書いています。

      公募ガイドONLINEの読み物の「若桜木虔の作家デビューの裏技教えます!」はまだ読んでいなかったので読んでみようと思います。ありがとうございました。
      • 返信、ありがとうございます。
        ひとつ気になったので、もう一度書き込みさせていただきました。

        >どの年齢の子供にもあてはまるかな、と思いながら書いています。
        テーマや内容そのものではなく「表現」として、読者の年齢層も考える必要があります。
        私自身は、年に二度ほどですが、先生に添削指導をしていただいています。その時に必ずと言って聞かれるのが「これは、何才の子を想定して書いているの?」です。
        言葉の選び方、説明の仕方ひとつとっても、低学年、中学年、高学年ではまったく違ってきます。

        例えば「たき火」ひとつとってもそうです。
        今は消防法の関係で、個人でたき火を経験したことがある子どもはまずいません。
        だからこそ
        ・りょうていっぱいにあつめてきた木のえだに、火をつける。
        ・最初に太い枝をいくつか重ねて、その上に細い枝を乗せたら、最後に火をつける。
        ・よく燃えるように、空気の入る道を作って枝を重ね、勢いよく燃やす。
        といった、表現の違いを意識することが必要になってきます。
        そして、そこを意識されたほうが「自分に合った、ねらい目の賞」も見えてくると思います。
        (私自身は中学年向きで、よく考えています)

        >プロットが完成すると、考えた落ちまで早く書き上げたくて、寄り道せずにどんどん物語を進めてしまいます。(今のところ、あとから小エピソードを追加で考えて挿入することで対処しています)
        プロの中には、ラストを決めてから書かれる方もいらっしゃると聞きますので、arukaさんの書き方は伏線を張るにはいい方法だと思います。

        私自身も、ひとつ気にして書けばあちらがおろそかになり、こちらを気にすればまた別がおろそかになるといったことの繰り返しですが、お互いにがんばりましょう。
        arukaさんの作品が、多くの方の目にとまりますように。
  • 通りすがりのもの意見なのですが、作品を信頼できる方に見てもらう、というのはいかがでしょう?
    その方にご自身の作品をみてもらいながら、「ここをこう書きたいのですが、どうしたらいいですが?」と具体的にアドバイスをもらうとか・・・。(私もそんな場があるといいな、と書いていて思いました。筋違いのことを言っていたらすみません・・・。)
    • コメントありがとうございます! たしかにそれができたら一番いいですよね。作家志望という肩書きでSNSはしていないし、現実の友人は私が小説を書いていることは知らないし、そもそもプロの方の小説すら読まない人たちなのでアドバイスはもらえそうにありません。やはり、プロの方が開いている講座などで見てもらうしかないようですね。
  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。

    CAPTCHA