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プロが教えるコンテスト運営のツボ
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コンテストの基本

4.公募の分布1:締切月別

2019/07/23

国内で開催されるコンテストは年間約2万件(公募ガイド社調べ)。年間を通して開催されている公募ですが、作品の締切を迎える月には偏りが見られます。

〈図1:締切月別公募の分布〉

このグラフの特徴は2点です。
(1)締切のピークは「1月」「9月」、最も低い時期は「4月」「12月」である
(2)「8月~10月」の3ヶ月間で締切を迎える公募が全体の約45%を占めている

それでは1月・8月・9月・10月に締切を迎える件数が多いのはなぜでしょうか。

考えられる要因は2点あります。
(A)夏季休暇・冬期休暇などの「長期休暇」による要因
(B)主催者の「年度計画」による要因

まず、夏季・冬季に設けられる「長期休暇」について考えていきます。厚生労働省の調査によると、2018年における1企業平均1回当たりの夏季休暇最高付与日数は4.4日と特に長期というほどではありません。この期間に長期で休暇を取得するのは小学校~大学に在学する「学生」です。そこで、学生限定の公募(以下、学生公募)の開催数を見ると、9,473件のうち学生公募は1,013件あり、全体の1割強を占めています。また、学生公募の4割は9月に集中していることがわかります(図2)。

〈図2:全体における学生公募の割合(左)/各月別学生公募の割合(右)〉

9月単月の公募数を見ると、2割強が学生公募です。よって、学生公募の増加が9月締切の公募数を増やす要因の一つと言えます。しかしながら、他の月は学生公募の割合が5~10%に留まっており、月別の件数差異に関して与える影響はあまり多くありません。

ここで2つ目の要因である「年度計画」について考えてみましょう。企業・自治体の多くはは3月または12月が年度末となっています。そこで主催者は、年度末にあわせて発表までのすべてをクロージングするように計画を立てています。

締切から受賞発表までは通常2~3ヵ月程度の期間が設けられます。年度末に結果発表を終わらせる場合、3月・12月の2ヵ月前である1月・10月頃には応募を締め切らなければなりません。実際に2018年12月・2019年3月に受賞者を発表する公募の締切月を確認してみると、12月発表公募は9月~10月に、3月発表公募は1月~2月に締切を迎える公募が集中しています(図3)。以上から、学生公募の要因以外にも主催者のスケジューリングの影響が、応募の締切に影響を与えていることが示唆されています。

〈図3:締切月と発表月の相関〉

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※データはすべて公募ガイド社独自のコンテスト情報集計調査による
※参考公募情報は公募ガイド社が収集した情報からプレゼント・モニターなどを除いた9,473件の情報
方法:インターネット検索による収集(公募ガイド社)
対象:2018年1月1日~2018年12月31日締切のコンテスト9,473件(図1・図2)
   2018年12月・2019年3月に受賞者発表を行う「月刊公募ガイド」掲載のコンテスト336件(図3)
収集期間:2014年1月1日~2018年12月31日

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