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スターと社会問題と映画

カテゴリ:04_乗算とシネマ

こんにちは、Yです。

 

 

 

ここしばらく週末に用事があり、映画館はおろか家でもゆっくり映画を観られていません……。
それでも最大の癒しは映画鑑賞なので、
スマートフォンに何本かダウンロードし、電車でちまちま観ています。

 

でもぜんぜん満たされず! 映画館行きたい!
映画に対し、私は鑑賞体験そのものを求めていたということが明らかになりました。

 

 

 

というわけで、今回は「作家デビューを目論む!」特集に絡め、
スターにまつわる映画について。

 

 

「ザ・プロム」(2020)

 

こちらはNetflix配信映画。
メリル・ストリープ、ニコール・キッドマンなどなど、とにかくキャストが豪華。

 

日本人にとってはあまり馴染みのない「プロム」ですが、
超派手派手ノリノリ(?)な高校卒業パーティーだと思ってください。
そして、押さえておきたいのがプロムは「カップルで参加する決まり」だということ。

 

この映画はLGBTQを題材にし、そんな「プロム」のルールへ問題提起する内容となっています。

 

 

問題のはじまりは、女の子と付き合っている女子高校生エマが、
同性同士のカップルを学校のPTA会長に認めてもらえず、プロムへの参加を禁止されてしまうことから。

 

それを聞きつけた、メリル・ストリープたちスター4人組が支援するために奔走するのですが……。
実は、落ちてきてしまった自分たちのスター性を取り戻すためという裏があったのです。

 

特に、メリル・ストリープ演じるディーディーは、
ビッグスターにのし上がったという慢心が、没落スターを引き起こしています。
デビューし、スターになっても現状を維持するには何が必要なのか? 考えさせられるキャラクターです!

 

 

 

 

現在もなおセンシティブな問題であるLGBTQ。
この映画ではエマの勇気と、彼女を取り巻く問題、周囲の人間の理解などが、
ミュージカル仕立てで描かれています。
訴求力のある人間が、社会問題に向き合ったらどんなパワーが生まれるのか。
かなりライトに観られる映画ですので、LGBTQに興味があったら観ていただきたい一本。

 

 

マサチューセッツ州が同性婚を認めた2004年から数年経ったあたりから、
少しずつこういった題材の映画が増えたと思います。
そして現在ではかなり明るいストーリーでも描かれるようになりました。

 

 

数多くのスターが問題提起し、発信してきた賜物かもしれません。

 

 

それを上手く受信できる人間になりたい。

Yでした。

広告と映画の話

カテゴリ:04_乗算とシネマ

こんにちは、Yです。

 

 

最近、映画館でヒュー・ジャックマン主演のレミニセンスを観てきました。

 

フィルムノワールをほうふつとさせる、謎の美女と主人公のほろ苦いロマンスって感じ。

 

退廃した世界、水没した都市が舞台なのがもうたまりませんでした!
しっかり張られた伏線もちゃんと回収してくれて良かった~。

 

 

…でもちょっと引っ掛かりがあるんです。
それは、広告の打ち出し方。
「J・ノーランが仕掛ける映像トリック!」といった感じのTVCM、広告たち。

 

 

いやいや、脚本・監督はJ・ノーランの妻であるリサ・ジョイなんですよ。

 

 

J(ジョナサン)・ノーランはクリストファー・ノーランの弟。
2人で名作をガンガン出すようなすごい兄弟です。
だからそっちの名前で売り込んだ方がいいのは分かるのですが、
ノーラン映画をイメージしながら観るとやっぱり違うというか。

 

逆にそっちに引っ張られるのはもったいないというか。

 

 

 

日本の映画では広告を出すとき、偉い人の意向に沿う必要があるため、
広告の表現がマイルドになったり、邦題で主旨がズレたり、キャッチが謎のお涙頂戴になったりして、
ちょっと惜しいことがあります。これもそうなのかなあ、と映画館を後にしながらしみじみ思うのでした。

 

なので、洋画を観るときは、ぜひ原題にも注目してみて欲しいです!
(あと元々のキービジュアルにも…)

 

 

次回は「スター×〇〇」です。

 

巷で噂の「イカゲーム」にはまりそうな、Yでした。

 

克服と身分と映画

カテゴリ:04_乗算とシネマ

こんにちは、Yです。

 

 

絶対に観たい夏公開の映画たちが、もうすぐ上映終了を迎えることに気づき、

大慌てで 「都内ミニシアターはしご計画」 を練っています。

一日に何本までならいけるのでしょうか。

 

 
今回は10月号「書きたいのに書けない私」特集にちなんで、
「克服」がカギとなる映画について。

 

 

「英国王のスピーチ」(2010年製作)

イギリス国王・ジョージ6世の物語。

ジョージ6世(コリン・ファース)は幼いころのストレスが原因で吃音に悩まされており、

王室の人間でありながらスピーチが出来ず苦しみます。

そして、それを治療することになったのが何の身分もないオーストラリア人の治療士・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)。

 

最初は上手くかみ合いませんが、ローグの独特な療法(荒療治?)によって徐々に克服していくのです。

治療士と患者として、また時には、身分を超えた友人として、

ジョージ6世が王位を継承した後も、二人の絆はけして途切れませんでした。

 

過去の国王の肖像画に囲まれた薄暗い部屋で、プレッシャーに押し負けそうな姿や、

点かないライターに手を震えさせながら焦るシーンは、彼のセンシティブな人間性を表現しています。

舞台は王室ですが、ひとりの人間として苦悩する姿は誰でも共感してしまうんじゃないでしょうか。

 

神経をとがらせ、「王になりたくない」と心を閉ざしたジョージ6世の「克服」には、

友人・ローグの遠慮ない接し方がカギになったのかもしれません。

自分でどうにもならないときは、誰かに助けてもらうのも大事ですね。

 

私的には、妻・エリザベス妃の強くしなやかな支えがあってこそ、とも思います!

 

 

もし、「克服できない」「無理かもしれない」壁に立ちはだかった時には、

ぜひ「英国王のスピーチ」を観てみてくださいね。なにかヒントになるかも…?

 

 

 

ところで、ミニシアターはしご計画ですが、

オゾン監督の「Summer of 85」と、

マッツ・ミケルセン主演「アナザーラウンド」は外せません。

 

感想はまた次回。

 

Yでした。

好きな映画監督は誰ですか

カテゴリ:04_乗算とシネマ

こんにちは、Yです。

 

 

先日、「フリー・ガイ」を観に行ってきました。
オンラインゲームの平凡なモブキャラがゲームの世界の平和を守るために、自我を持ち、戦っていくという内容。
主演は「デッドプール」のライアン・レイノルズ。
演技もそうですが、彼のコミカルな表情はゲームの世界のモブキャラにぴったり。
鑑賞前から期待値が高かったです。そしてもちろん、期待を裏切らない面白さ。

 

その後たまたま家で、ジム・キャリー主演の「トゥルーマン・ショー」(1998)を観ていたら、
話もラストシーンもそっくりだったんです!!もしかしてオマージュなのでしょうか。
あまりにタイムリーで思わずひとり興奮しました。

 

 

 

長くなりましたが……。
今回の本題は好きな監督について。

 

私の人生のバイブル的映画は数多くありますが、そのうちの1本が、
シックスセンス」(1999)です。

 

監督・脚本はM・ナイト・シャマラン

 

自身の作品に必ず出演することで有名な監督。(かなりしっかりした役で出てきます)
あとかなりコンスタントに新作を出してくれるところが好きです(笑)

 

「シックスセンス」の内容については割愛しますが、
この作品以降、当たり!!!が無いと言われています……。

 

彼の映画はアタリハズレが極振り。賛否両論の嵐。
毎回、なにかしらの仕掛けをシナリオに組み込むんですが、不発な時は笑ってしまうくらい不発です。
伏線づくりがだーいすきなんでしょうね。
なのにもう一度観たくなる、伏線を確かめたくなる。気づいたらクセになっているんです。

 

監督本人はがっつり自分が出演するような自己主張タイプなのに、
作品自体はどこか“陰”の雰囲気をもっているのが面白い。もちろんサスペンス系が多いのも理由ではありますが。

 

あと、新作ごとにテーマの毛色がちょっと違うのもポイント。
ですが、シャマラニアン(ファンのこと)は、
映画のワンシーンを観ただけで監督が分かるんじゃないかってくらいいつもどこか特徴的。

 

 

 

最近、新作「オールド」が公開されました!これもシャマラン監督っぽい~!
急激に年を取ってしまう恐怖のビーチ。しかしなぜか逃げられない!みたいな謎のあらすじ。
わたしはリアルに年を取ったシャマラン監督を観に行くのが楽しみです。

 

 

時間を見つけて映画館に駆け込もうと思います。

Yでした。

おとぎばなしと現代と映画

カテゴリ:04_乗算とシネマ

こんにちは、Yです。

 

 

8月は三連休がありましたね。
私は下北沢にあるミニシアターに出かけようとしていましたが、時世のこともあり、
思いとどまって家で静かに映画鑑賞……。切ない連休です。

 

 

 

今回は絵本特集にかけて、
「おとぎばなし」の映画について書こうかと思います。

 

 

「ペネロピ」(2006年製作)
先祖がかけられた呪いのせいで、生まれてからずっと豚鼻(動物の!)の主人公の女の子のお話です。
メインビジュアルや、映画内はとてもメルヘンチックなのですが、
舞台はがっつり現代。

 

 

もし、醜くなる呪いにかかった女性が、現代でお見合いすることになったら。
まず信じてもらえない、そもそも魔法とはかけ離れた世界で呪いは解けるのかも怪しい。
ヒロインは誰かに愛してもらえるのだろうか……???
そんなifを描いています。

 

 

メルヘンチックなのにしっかり現代の苦みが漂うこの作品、「アメリ」好きの私としては、
絵本やラブストーリーに惹かれる方におすすめしたい一本です。
ディズニー映画「魔法にかけられて」にも題材が近いですね!

 

 

ヒーロー役はホラー映画「IT」の続編でも活躍していたジェームズ・マカヴォイさん。
七色の演技をされる方なので、ピーンときたらぜひ他の出演作も観ていただきたいです。
(ファンになること間違いなし)

 

 

というわけで、今回は「おとぎばなし×現代」でした。
次回は小休止、とある監督について。
早くミニシアターに行きたい!

 

 

Yでした。

汗と血と映画

カテゴリ:04_乗算とシネマ

こんにちは、Yです。

 
昨日、細田守監督の最新作「竜とそばかすの姫」を観てきました。
オープニングのアニメーションと音楽で肌がざわついたのは久しぶりです。
あくまで同監督作品「サマーウォーズ」とは違う電脳世界。
(本当は色々と語りたいのですが……新作なので割愛します)
2時間の尺ではもったいない。ぜひ原作も読みたくなる作品でした。

 

 

今回は8月号の「汗特集」にかけて、
「汗×血」がイイ作品をご紹介します。

 

 

「セッション」(2014)
偉大なドラマーになりたい主人公の青年と、「鬼」コーチの狂気のレッスンを描いた作品。
一貫して登場するのは精神的に追い詰められた人間の汗です。
そこに、「絶対に失敗できないコンペに向かう途中で交通事故に遭い、頭から流血しながらもドラムを叩く」シーンを加えると?
出来上がるのは、まるで勝負終わりのボクサーのような絵面。……音楽ってもしかしてスポーツ?
汗と血まみれになりながら、駆り立てられるようにドラムを叩く姿は、この映画の狂気度を一気にあげているような印象を受けました。

 

 

おまけでもう一作品。
冒頭でも紹介しましたが、細田守監督の「サマーウォーズ」
電脳世界の強大な敵に、最後の一手をかけて立ち向かうラストシーン。

「よろしくお願いしまぁぁぁす!!」と叫びながら主人公がPCのキーを叩くシーンは有名ですが、
夏の暑さで汗まみれの中、鼻血がつたっているのがかなり印象的で。
いかにも「必死です!!!」な感じが愛嬌ありませんか?
あの鼻血なくしては彼のキャラクター性は際立たなかったような気がします。

 

 

新作もそうですが、細田守監督の描く主人公って、
愛嬌があって好きなんですよね。

 

 

というわけで、今日は汗と血が印象的な作品たちでした。
次回は「おとぎばなし×〇〇」です。
Yでした。

変身とコンプレックスと映画

カテゴリ:04_乗算とシネマ

こんにちは、Yです。
夏の気配が見え隠れする時期になりましたね。
猛暑が訪れると、セミたちの晴れ舞台。彼らの変身が楽しみです。

 

前回の投稿でマーベル作品を履修し始めた!とお伝えしたのですが…、
まずいです。面白すぎてあっという間にハマりました。
それぞれカッコいいのはもちろん、ヒーローが集合した時、お互いの強み弱みがうまく調和していくのが激アツ!!!
個性あるヒーロー像!ダイナミックなアクションシーン!爆発!
ああ、いっそ番外編とかにしてそれだけ書きたい。

 

 

気を取り直して、
第3回の今日は「変身×コンプレックス」の映画をご紹介しようと思います。

 

誰しも容姿のどこかにコンプレックスがあるものですよね。
わたしも一日だけ、モデル・女優の菜々緒さんになりたいです。

 

「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング」(2018)

 

この映画の主人公は全身にコンプレックスがいっぱい。
ある日、事故で強めに頭を強打!
すると自分が絶世の美女に見えるようになり…。

 

この映画の面白いポイント。
主人公が見た目が変わった(と思い込んだ)だけでありえないレベルの自信がわいてくるところ。

 

それだけで、憧れの化粧品の仕事に就き、優しいパートナーにも出会う。
ひとを輝かせるのは内面からだったというわけです。
見た目は変わっていないはずなのに、彼女のふるまいが、今までになかった幸せを呼び込む…。
変身って本当に必要なのかしら、コンプレックスってなんだったのかしら、と思えてきますね。

 

もう一点、面白いのが、
主人公がどんな美女になっているのかは一切視聴者には分からないところ!

美しさの価値観はひとそれぞれ。
主人公を自分に置き換えた時、自由な姿を想像していいわけです。

 

小さなコンプレックスが気になり始めたら、この映画を観てみてくださいね。

 

ちなみに主人公の吹き替えは渡辺直美さん。パワフルで元気がもらえますよ!

 

 

次回は「汗×〇〇」です。
8月号の月刊公募ガイドでも汗にまつわる映画について書いたのですが、
もう少しご紹介したいと思います。(本誌もぜひ~)

Yでした。

 

雨と事件と映画

カテゴリ:04_乗算とシネマ

今年も「梅雨入り」という単語に敏感になる季節がやってきましたね。
こんにちは、Yです。

 

最近ディズニープラスに加入しました。
全てはマーベル作品を一気に履修するため。
友人から作品の時系列を教えてもらい、とりあえず観るべき全21作品リストアップ。
多すぎる。踏破を目指し今晩も映画漬けです。

 

第2回。
本日のテーマは「雨×事件」です。

 

事件の中の雨といえば、不吉の予兆として用いられがちなイメージがありますね。
ですが今回おすすめしたい作品は、
むしろずっと雨なのです。

 

「ストロベリーナイト」(2013)

 

竹内結子さん主演ドラマ「ストロベリーナイト」の続編映画です。
ドラマと同じ名前を冠していますが、原作は同シリーズ内の「インビジブルレイン」ですのでお間違いなく。

 

なぜこの映画にとって雨が特徴的なのか。
冒頭でお伝えしたように「ずっと雨が降り続けている」ところにあります。
開始からずっと。です。


ですが一番のポイントは、「上映時間127分のうち、一度だけ雨が上がるシーン」があること。

 

つまり今までの雨の使い方と真逆ですね。
長く続く不快感や不穏さから、突然現れる晴天によって登場人物の心情や展開を表現したわけです。

 

これ、小説だとなかなか効果的にやりにくい手法なんですが、
2時間という映画だからこそ成立しているんです。(ドラマの尺だと物足りないかも)
裏話として、沢山の水を使った撮影にはかなり苦労したそう・・・。

 

私的見どころポイントは、車のフロントガラスや窓を通して見る雨粒のきらめき。
ビニール傘を打つ雨音。悪天が隠す登場人物たちの姿。
そうそう雨の演出をまとめて観ることもないのでそこを観ていただきたいです。

 

興味のある方はぜひ長雨のお供にどうぞ。
次回は「変身×〇〇」の予定です。

 

Yでした。

父の日と食卓と映画

カテゴリ:04_乗算とシネマ

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最近入社しました、Yです。
これから様々なことを吸収し、一人前になるため奮闘してまいります。
 

ブログで書いていくのは、映画について
休日を動画配信サービスで潰す私の、アウトプットスペースに使っちゃいます。

「最近観たもの」などではつまらないので、2つのテーマを掛け合わせてお話ししていきます。

 

 

第一回。
あと1ヶ月ちょっとで父の日ということで、
「お父さん×食卓」をテーマに映画を語っていこうかと思います。

 

ご紹介したいタイトルは2本。
まずは、

 

「トウキョウソナタ」(2008)

 

 

黒沢清監督作品です。アンジャッシュの児嶋さんの役者デビュー作品なんだとか。
現代日本で「普通」と呼ばれる家族が抱える問題を、
リアルに、不穏に、黒沢ワールド全開で描き出しています。

 

「トウキョウソナタ」は4人家族の物語。

 

リストラに遭うもプライドが邪魔をして家族に言い出せない父親。
新しい自分を探すためにイラク戦争へ出兵しようとする長男。
何もない、けれどあるきっかけから才能を見出し、変わっていく次男。
そんなちぐはぐな家族を家族の形にしているのは、ごく普通の専業主婦である母親。

 

 

劇中ではたびたび食卓が映し出されますが、
特に象徴的なのは、冒頭で「父親」が「いただきます」を言うまで家族が食事を待つシーン。

 

 

―――ビールを冷蔵庫から取り出し、着席。掛け声。

そこからようやく、食事の時間が流れ始めるわけです。
このシーンだけで、ありありと家族の関係性、つまりパワーバランスを明確にしています。

 
しかし物語が進むにつれだんだんと「家族団欒」の食卓は失われていきます。
食卓という繋がりが薄れ、家族の崩壊を可視化しているよう。

静かな崩壊が、あとでじわじわと恐ろしくなるのですが、終始コミカルタッチなのがとても好みです。

 

 

 

 
もう一つ、父親と家族の関係性を「食卓」で端的に描き出している作品があります。

 

「冷たい熱帯魚」(2010)

「新宿スワン」などで有名な園子温監督作品です。こちらはR18指定となってしまいますが・・・。

まず、開始五分。食卓には冷凍食品だけが並び、何の感情もなく掻き込む家族の姿。
ここで父親は「おいしいね」と呟きます。
先ほどの「トウキョウソナタ」とは対照的に、うだつの上がらない父親です。

ですが面白いのは終盤。
もう一度、同じ構図で、同じ冷凍食品の食卓を囲むことになります、が。
そこには180度異なる父親の姿が。
シンプルかつ決定的に、家族の変容を表現しているシーンを見て、冒頭の食卓を思い出さない人はいないはず。

個人的に「食卓」がテーマなら一番鮮烈で、感動しました。


どんな父親に変化したのか。なぜそうなったのか。

これは割愛します。ぜひ大人の方はご覧ください。

 

 

 

 

・・・ちなみに「トウキョウソナタ」のメインビジュアルも必見です。
白の背景。黒い椅子。ピアノの形をした机。
家具だけならほとんどシンメトリー構図ですが、そこにバラバラに座る家族が、「不協和音」のようなアシンメトリー構図にしています。

 

 

第一回なのでつい長文になってしまいました・・・。
「食卓」はどの映画でも何かを象徴させることが非常に多いですよね。
もしおすすめの「○○×食卓」や、「お父さん×○○」があれば教えてください!

 

 

次回は、六月ということで鉄板のお題。
「雨×〇〇」で書いていきます。

 

Y

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