(番外編) 今までお世話になり、ありがとうございました。さようなら…
カテゴリ:13_ステキなデザイン、ささる広告企画
どうも、プランナーの宮洋輔です。
会社に一番近い本屋さんは、浜松町駅前の貿易センタービルに入っている「文教堂」さん。最近、仕事終わりに立ち寄ろうと思っても、常にシャッターが下りているので「コロナで短縮営業なんだな」と勝手に思っていました。
昨日は19時過ぎには退社できたので、さすがに開いているだろうと伺ったら、またしてもシャッター。さすがに「じゃあ何時に閉店なんだろう?」と気になって入り口に近づいたら…
なんと今月上旬に閉店されていたとのこと。悲しい…。
書店は今までもずっと逆風の業界で(本が売れなくなった時代の責任は、もちろん私たち出版社にもあります)、さらにこのコロナ禍がトドメになってしまうことも少なくないのかもしれないなあ、と寂しくなります。
書店さんにとっては「寂しい」で済む問題ではないことは百も承知です。ただ、Amazonで買えば送料無料で家まで届けてくれる、ポイントも付く。となれば書店で買う必然性はどんどん薄くなってきてしまっていて。
個人的にはAmazonをはじめとするネット書店での購入は、指名買いはあり得るけど、パッと目に入った本との思いがけない出会い「こんな本があるのか」「ほしいな」と手に取る機会はめっきり減ってしまう気がして。書棚に無数に(無数ではないです)並ぶ本たちからわっと目に飛び込んでくる情報量・その質は、まだまだネット書店とは段違いだなと思っていて。もちろん個人の感想ですが。
昨日はやっぱり文教堂(浜松町店)さん閉店のショックがあり、高田馬場の芳林堂さんでカッとなって発作的に8冊の本と雑誌を衝動買いしてしまいました。これらはすべてAmazonではきっと出会えなかったであろう、リアル書店だから買えたものたちだと思ってます。
出版社は今までさんざん書店さんにお世話になってきました。だからこそ今、書店さんの助けになるような何かを考えられないかな、と思ってしまいます。おこがましいですが。