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中秋の名月

カテゴリ:29_考えごと 未分類


こんにちは、いづみです。
本日、2020年の10月1日は中秋の名月です。
東京はあいにくの雨のようですが、お団子は食べようと思います。
tuki

 

 

人と会ったとき、挨拶の一環として「良いお天気で」や「もう秋ですね」など、
気候や季節など自然に関する話をすることは多いと思います。
この習慣の始まりは奈良時代以前に遡るという話を大学時代に
日本文学の先生から聞きました。

 

確か俳句、連句についての講義の際だったと思います。
連句は客と亭主が交互に俳句を詠み合います。
最初の一句は客が読むのですが、季節を寿ぐ句を詠むのがルール。
「良い時に良い句会をしてくれてありがとう、会えてうれしいです」
といった意を込めて気候や季節の良さを喜ぶそうです。

 

そしてそれは、奈良時代の和歌のころにも通ずるところがあり、
万葉集には舒明天皇という人のこんな長歌がのっています。

 

  大和には 群山あれど とりよろふ

  天の香具山 登り立ち 国見をすれば

  国原は 煙立つ立つ

  海原は 鴎立つ立つ

  うまし国そ 蜻蛉島 大和の国は

 

簡単に言えば、「いろんな山があるがその中でも特に立派な
香具山に上って国見(天皇が国の様子をみること)をした。
国土には(炊事の)煙が立ち、海には(多くの魚を狙い)カモメが飛び
豊かですばらしい国だなあ」という意味。

 

香具山の標高は約152mであり、海は見えなかったはずですが、
これは祈りを込めた「国誉め」の歌であるため、
実際はどうであるかはあまり関係がありません。

 

自然の様子や季節を褒めることは、ただそれ自体を褒めておわり
ではなく、それに関わるモノやヒトを寿ぐことになるということ。

 

この話を聞いたとき、現代の「いいお天気ですね」という挨拶も、
「話題がないし天気の話でもしとくか」じゃなかったんだ!と
ちょっと感動しました。

 
さて、中秋の名月です。素敵な夜をお過ごしください。

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