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砂と運命の女と

カテゴリ:04_乗算とシネマ


Yです。

引っ越してからはMacBook(13インチ)で映画を観ています。
そろそろディスプレイが欲しいです。PS5もしたい……。

 

 

 

先日、SF映画「DUNE(2021)」を(知人宅のでかいテレビで)観ました。

 

 

ギリシア彫刻のような美しいたたずまいと、ずば抜けた演技力を持つ、
現代のプリンス、ティモシー・シャラメが主演をつとめています。

 

 

舞台は遠い未来の宇宙。
カギになるのが「メランジ」という、惑星アラキスでしか採掘できない希少な物質です。
これは、高値で取引されるスパイス。
公爵家の後継者である主人公とその両親は、砂の惑星であるアラキスの管理を任され、移住します。
ですが、そこには危険な大型原生生物と、武力で抵抗してくる原住民が。
未来予知の能力をもつ主人公は、その力で自身の未来を切り開いていくことになります。

 

 

調べてみると、どうやら続編があるシリーズ作品のようで、
今作では、世界設定の説明と、伏線を張ることが大部分を占めていた印象。
(これも長編SFあるあるらしい)

 

 

1984年に一度映画化されましたが、
砂漠の繊細な表現は、現在の技術によって今作でやっと再現できたのだとか。
どのシーンにも莫大なコストがかかっていて、かなり見ごたえのある映画でした。

 

 

 

この映画の面白いのが、
服装や政治は中世ヨーロッパを踏襲しているのに、
ホログラムのような防御シールドをまとっていたり、
トンボを模したオーニソプター(鳥型飛行機)が登場したりと、
レトロと科学技術をうまくマッチングさせているところ!

 

 

 

大好きな押井守監督もweb記事で言っていましたが、
オーニソプターがちゃんと飛べそうな構造をしてて良い!

 

科学的に矛盾せず、しかしロマンあふれる技術やモチーフ。
これを無限に浴びたい。

 

 

 

広大な世界のCG表現、音楽、脚本など、かなり絶賛されていた作品というのもあり、
SFの端緒をつかむにはぴったりでした

 

 

原作は1960年代のアメリカ小説だからか、フィルム・ノワールっぽい要素もあり。
主人公がファム・ファタール(運命の女)を回想するシーンが多いのがちょっと面白い……。

 

 

 

砂というとすぐに阿部公房の『砂の女』を思い出して口の中がじゃりじゃりします。

Yでした。

 

 

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