子どものための絵本を募集 「創作童話・絵本・デジタル絵本コンテスト」 取材記
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姪っ子が満1歳を向かえ、ますます伯母バカに磨きがかかっている(石)です。
最近は絵本がお気に入りで、まだ内容は分からないはずなのに、
パタパタと本をめくってはご満悦。
そろそろ姪っ子に、読み聞かせをしたいなぁと思っていた所に、
タイムリーな公募情報が飛び込んできました。
「読み聞かせをするための絵本を作りたい」
そんな想いを元に開催され、今年12回目を迎える、「創作童話・絵本・デジタル絵本コンテスト」。
主催者は、読み聞かせや、食育コンテストなど、
子育て支援を行っているNPO法人キッズエクスプレス21です。
何年もこの公募に携わってきた進藤さんや、現担当の茂居さんから話を聞くことができました。
この公募で面白いのは「デジタル絵本」の募集も行っていること。
でもデジタル絵本って?
「パソコンなどで読めるものであれば、デジタルと言ってしまっています。
ただこの公募に関しては、絵が動く、音がでる、ストーリーの分岐がある、
デジタルならではの特色や操作性が高いものは、かなり評価が高いですね」
でもデジタル絵本にしろ、童話や絵本って結構難しいジャンルの一つですよね。
「いえいえ、気軽に応募していただきたいです。
文章や絵がつたなくても、発想が面白いもの、1つでも光るものがあれば、
そこを評価させていただいています。賞の数も多いですしね。」
賞といえば、「文部科学省」「厚生労働省」「経済産業省」と、省庁をまたいだ大臣賞がでることも
大きな特色。大臣賞が3つもでるものは、まずないです。
「受賞作品は、作品集という形で図書館や学校などに配り、広く読んでいただいています。
また過去の受賞作品から、実際に出版されたものがいくつもありますよ。」
童話や絵本は初挑戦!という人から、プロ志望の方まで広く開かれた公募なんですね。
また、中学3年生までを対象とした児童生徒の部も設けられていて、学校単位での応募や、
何年も続けて応募してくれる子も多いとのこと。
大人顔負けの作品もたくさん寄せられるそうです。
さて、一番気になるのは審査ですが…。
「作品は、枚数や容量さえ守っていただければ、どんなものでも受け付けています。
画材も自由です。ただ、気をつけていただきたいのは『子どものための本』を、ということ。
子どもの視点にたった、子どもが面白いと思えるものが一番です。
どんなにストーリーがよくても、子ども向きでないものは、審査から外されてしまいます」
大切な子どもに読んであげたい!と思える作品を、ということですね。
そして、「やはり夢をいっぱい詰め込んだものがいいですよね」とにっこり笑いながら答えてくれました。
とはいえ絵が苦手、文章はちょっと、と応募をためらう人には、グループでの応募可とのことで、
分担して作品を完成させてもOK。
「白い紙に子どもが絵を描いて、お父さん、お母さんが子どもと一緒にその物語を考える、
そんな作品もいいですよね。
つくる時からコミュニケーションをとって、できた作品をまた一緒に読む。
そういうサイクルができてくれたら嬉しいですね」
募集は9月1日から12月25日(当日消印有効)まで。
詳細は発売中の公募ガイド、また公式ホームページをご覧ください。
公式ホームページでは、キッズエクスプレス21の活動や、過去の受賞作品も載っているので、
興味のある方は是非のぞいてみてください。(石)