あの人に聞いてみたい

「あの人に聞いてみたい」は「月刊公募ガイド」の特集でご登場いただく作家の方に、創作について質問することができるコーナーです。毎月公募ガイドONLINE上で質問を募集します。

本多孝好さんに「エンタメの技法」について聞きました。

本多孝好さん

本多孝好さんに「エンタメの技法」について聞きました。

本多孝好 さん プロフィール

1971年、東京都生まれ。慶応大学卒。1994年、「眠りの海」で第16回小説推理新人賞を受賞。デビュー作を含む短編集『MISSING』が、このミステリーがすごい! 2000年版でトップ10に。『イエスタデイズ』『真夜中の五分前』『ストレイヤーズ・クロニクル』『at Home』が映画化。今回、公募ガイドで取り上げるドラマ『dele』(テレビ朝日)では原案と脚本も担当。

第5回は公募ガイド8月号の特集「エンタメの技法はドラマ・原作に学ぼう」のSPECIAL INTERVIEWにご登場いただいた小説家の本多孝好さんです。
取材に先立ち、本多孝好さんへのご質問を募集しました。ご応募いただいた皆さん、ありがとうございます。
皆さまからいただいたご質問から3つ選び、本多孝好さんに回答してもらいました。

皆さんから寄せられた質問はこちら

質問アイコン

登場人物を考える際、その人物の履歴書は作成しますか?またはルールなどを決めていたりしますか?

本多孝好さんからの回答

登場人物の履歴は、当然意識はしますが、人物造形に役立てるために履歴書を作成したことはありません。 ルールとして考えるのは「この人はどのように他者とかかわる人か(あるいは、かかわりたいと望んでいる人か)」です。

質問アイコン

本多さんが作品を作られるときは、どのようにして作りあげていくのか興味があります。
おおまかな全体のストーリーは頭の中ですでに完成しているのでしょうか。
または少しずつ書きながら作り上げていくのでしょうか。それとも私の想像を超えてますか。企業秘密でしょうか。

本多孝好さんからの回答

私は『頭の中だけで物語を作る』ということができません。文字を書くことで、初めて物語が動きます。
ですので、「書きながら作り上げていく」ということになります。
ある抽象的なイメージがある → それを文章にしてみる → 物語が動き出す、という順序です。

質問アイコン

原作がドラマ化されたとき、ドラマについても「自分の作品」と思うものですか。
それとも、「ドラマはドラマ」と割り切り、原作にない人物が追加されても気にならないものですか。

本多孝好さんからの回答

映像作品は他者の作品だと思っていますし、実際、そこに原作者が関与できる余地はほとんどありません。
今回、ドラマの脚本に参加したのは、部外者の原作者ではなく、当事者の脚本家として映像にかかわってみたかったから、というのも理由の一つです。

公募ガイド8月号

公募ガイド8月号では、本多孝好さんにエンタメの技法などについて伺っています。

詳しくはこちら

公募ガイド2018年8月号
特集 「エンタメの技法はドラマ・原作に学ぼう」

7月9日発売/定価630円