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作家インタビューWEB版/本谷有希子さん

撮影:神崎安理

公募ガイド11月号の特集「創作の壁をブチ破ろう! ボツちゃん脱出計画」では、芥川賞作家の本谷有希子さんにご登場いただきました。
誌面に入りきらなかったインタビューをご紹介します。

本谷有希子(芥川賞作家)もとや・ゆきこ

1979年、石川県生まれ。2000年に「劇団、本谷有希子」を旗揚げし、作・演出を手がける。2006年、『遭難、』で第10回鶴屋南北戯曲賞を史上最年少で受賞。2008年、「幸せ最高ありがとうマジで!」で第53回岸田國士戯曲賞を受賞。2011年、『ぬるい毒』で第33回野間文芸新人賞受賞。2013年、『嵐のピクニック』で第7回大江健三郎賞受賞。2014年、『自分を好きになる方法』で第27回三島由紀夫賞受賞。2016年、『異類婚姻譚』で第154回芥川賞受賞。純文学新人賞3冠作家となる。

思いついたことはメモをしますか。また、執筆される場所と時間は?

本谷先生

メモはまったくしません。 執筆するのは自宅の中の仕事場です。時間は、10時から午後4時、5時ぐらいまでですが、午前中のほうが能率はいいかな。

セリフに関して、自分なりのルールはありますか。

本谷先生

自分が知っている人の声にセリフの声を置き換えて、頭の中でその人の声でセリフを書きます。自分の中に“人”がいないとセリフは書けないです。 想像だけで書いてしまうと、絵に描いた人のセリフのようになってしまいます。

最新のセブンルールはありますか。

本谷先生

「ザ・ノンフィクション」というドキュメンタリー番組を、家族が寝静まった状態で、誰にもじゃまされず、二回観る(笑)。せちがらさを受け止めて、それをわかったうえで、もう一回観ると、視点が変わって面白いんです。

公募ガイド11月号

公募ガイド11月号では、本谷有希子さんに創作の壁をブチ破る方法を伺っています。

公募ガイド2018年11月号
特集「創作の壁をブチ破ろう! ボツちゃん脱出計画」

2018年10月9日発売/定価630円

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