作家インタビューWEB版/真梨幸子さん

撮影:神崎安理

公募ガイド8月号の特集「小説家を目指すなら、原稿用紙30枚をものにせよ!」では、小説家の真梨幸子さんにご登場いただきました。
誌面に入りきらなかったインタビューをご紹介します。

真梨 幸子(作家) まり・ゆきこ

1964年宮崎県生まれ。2005年、『孤虫症』で第32回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年に『殺人鬼フジコの衝動』がベストセラーに。『向こう側の、ヨーコ』『ツキマトウ』など著書多数。

人物の名前の付け方で、気をつけていることはありますか。

真梨先生

過去の作品の登場人物とかぶらないようにはしています。でも、さすがにキャパがいっぱいで、実はどんどんダブってきてはいます(笑)。それと以前、つけた名前が知人の旦那さんと同じだったことがあります。ただの偶然だったのですが、殺人犯だったものですから、以降はあまり奇抜な名前はつけないようにしています。ありふれた名前なら言いわけがききますから。

長編でもプロットを作らないのはどうしてですか。

真梨先生

トリガーという意味では物語のアイデアはメモしていて、また、こう始まって、こんな展開になって、こんなふうに終わるという構想は、ぼやっとですが、頭にはあるんです。ですが、それをプロットに落とし込んでも、そのとおりになったことがないので、だから最初から書かないんです。

小説がうまくなる方法はありますか。

真梨先生

とにかくたくさん書くこと、妄想すること、楽しむことだと思います。今、私は「闇営業」について調べまくっていて、「闇営業って何? これを小説にしたら面白いんじゃない?」と思っています。 闇営業に限らず、実際に起きた事件について「これ、どうなってるの?」と思う人は多いと思うんです。それを妄想で膨らませて、「この事件の真相はこうだ」と書く。自分が興味ある事件だったら、すごく楽しいと思うんですよ。おすすめの方法です。

公募ガイド8月号

公募ガイド8月号では、真梨幸子さんに「短編小説の作り方」について伺っています。

公募ガイド2019年8月号
特集「小説家を目指すなら、原稿用紙30枚をものにせよ!」

2019年7月9日発売/定価630円

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