公募ガイド2018年1月号

  • 文芸
  • アート

2017.12.08

特集

編集部が贈る 「入選の50のヒント」

「私でも入選できますか? コツがあったら教えてください」
と言われることがよくあります。
各界のスペシャリストへの取材をもとに編集部がお答えします。

SPECIAL INTERVIEW


中田敦彦(オリエンタルラジオ)
Atsuhiko Nakata

「才能の有無、向き不向きは自分が歩いた道の上にある」
 
―最新刊『天才の証明』では、中田さんが今までどうやって自身の才能を伸ばし、作品に生かしてきたかが存分に公開されています。才能はどうしたら見つけることができるのでしょうか。

僕がリーダー的存在になって活動しているRADIO FISHというパフォーマンスユニットがあります。

あるとき、メンバー各自で新曲をつくってこようとなったんです。そして持ち寄ってみたら、詞が書けるけどラップはダメなやつ、曲は書けるけど歌はダメなやつなど、全員得意分野がバラバラでした。

1つの分野で才能がなくても、ほかで見つかる可能性がある。決めつけずに、柔軟な目を持つことが大切です。

―書籍の中では、「才能はピンポイントで考えるべき」と書かれていました。

アナウンサーの安住紳一郎さんはパンダが好きで、前々回くらいのパンダの赤ちゃんの名前を予想したら当たったそうなんです。それってパンダが大好きだからこそなんですね。パンダに詳しく歴史をを知っていて、今までこんなネーミングがされていたというのがあるから傾向がわかる。

しかし、それで「ネーミングに向いている」と考えるのは大まか過ぎます。ネーミングの中でも動物に詳しいとか、植物に詳しいとか、人とは違う得意なものを見つけて生かす。そうすることで人との差が出るのだと思います。

―自分の武器は、どうやったら見つけられるでしょう。

武器、つまり才能のあるなしや、向き不向きは、自分が歩いた道の上にあるんです。何をやるにしても、自分のバックボーン、やってきたことで楽しめることを見つけられた人が強い。

しかし、自分の武器が何か、自分では気づけないものです。

―そのときはどうすればいいでしょうか。

自分が何に向いているかは、人が見つけてくれることが多い。だから、自分の作品を人に見せて意見を聞いてもいいし、公募ガイドを見せてどのジャンルが向いているかを聞いてみるのもいいですね。「このあいだ描いたマークはよかったよ。デザイン公募に出してみたら?」と言われたら、それに挑戦してみる。意外とそこで才能が開花するかもしれません。

自分の長所は親や友達のほうがわかっていたりする。一人で公募を探すより、皆でわいわいやりながら公募ガイドをめくるのもいいと思います。

(インタビュー抜粋)

CONTENTS

賞金を手にいれろ!入選の50のヒント

ぶっちゃけ編

【Q1】ぶっちゃけ、初心者は入選できますか?
【Q2】ぶっちゃけ、入選は能力次第なのでは?
【Q3】ぶっちゃけ、受賞したらプロになれる?
【Q4】ぶっちゃけ、手書きは不利ですか?

・・・ほか

入選のコツ編

【Q8】一度も入選したことがありません。原因はなんでしょう?
【Q9】審査はどのように行われますか?
【Q10】月にどのくらい出せば入選しますか?

・・・ほか

ジャンル別のコツ編

【Q19】どの文学賞に応募したらいいのでしょうか?
【Q20】エッセイで入選する秘訣はありますか?
【Q21】童話賞入選の条件はなんですか?

・・・ほか

知って得する編

【Q30】文章系の公募では表紙は必要ですか?
【Q31】マス目付き原稿用紙は使ってはだめですか?
【Q32】書式設定で、これはNGというのは?

・・・ほか
 

特別企画
コミケまでラストスパート!
作品の完成度を上げよ!

コミケまであと2週間ほどとなりました。最後の追い込みおをする皆さんのお悩みに答えながら、作品の完成度を上げる推敲の仕方をお教えします!

【お悩み1】
期日は迫っているのに、モチベーションが上がりません

【お悩み2】
場面は決まっていますが、うまく展開できません

【お悩み3】
結末は決めていますが、主人公の気持ちが変わりません

【お悩み4】
印刷してから、あちこちにケアレスミスを発見します
 
知らなきゃ直せない!
使い分けたい「漢字と熟語」一覧

 

巻頭インタビュー「YELL」

 
Vol.034

森見登美彦(小説家)

人と同じことをしても勝てない。人がやっていなくて、自分にできるものの中から、面白いものを見つける。

Profile
小説家。1979年奈良県生まれ。京都大学農学部大学院修士課程修了。03年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞、10年『ペンギン・ハイウェイ』で日本SF大賞を受賞。『四畳半神話大系』『有頂天家族』『聖なる怠け者の冒険』『夜行』など著書多数。


 
『太陽と乙女』
(新潮社 /1600円+税)

バックナンバー

公募ガイド2018年2月号

1月9日発売/定価630円

特集:どこからが盗作か!?

>詳細を見る

>公募ガイド電子版(有料会員電子版会員限定)

最新号はこちら
1