公募ガイド2019年1月号

  • 文芸

2018.12.07

特集

湊かなえ大特集

――人気作家もかつては今のあなただった――

SPECIAL INTERVIEW

小説家
湊かなえ
MINATO KANAE

川柳で初受賞!
勢いに乗ってシナリオに挑戦
 


撮影:賀地マコト

――公募を始めたきっかけは?

子どもも生まれ、家も建て、落ちついた人生を送っていました。そろそろ2人目の子どもが欲しいなと思ったのですが、妊活は実を結ばず。それで小さなことでもいいから達成感を得たい、何か作って残したいなあと思いました。それが2004の秋でした。

――なぜ公募を選んだのですか。

やりたいと思ったら、すぐにでもやりたいんですよ。でも、淡路島には文化教室もあまりないし、お金がかからなくて、今日からでもできることはないかと。当時、全く有効活用できていなかった27万円のパソコンがあって、これを使って何かできないかなあと思ったとき、じゃあ、公募ガイドだよって。

――公募ガイドは知っていたのですね。

妹が美術大学に行っていて、アート系の公募に応募するのに買っていたので、こんな雑誌があるんだと存在は知っていました。で、夫に頼んだら『懸賞生活』を買ってきてしまい、「それじゃないんだよ」って(笑)。結局、自分で書店に買いに行きました。

――初応募はどんな公募ですか。

公募ガイドで連載していた「心理学575」という投稿コーナーに応募しました。お題は「かばん」でした。年賀状の残りがたくさんあったので、ほかにも川柳とか、キャラクターの名前とか、愛知万博のモリゾウ・キッコロ関連の公募とか、女子サッカー(なでしこジャパン)の名前とか、1件に1枚ずつ出すぞという感じで。

――結果はどうでしたか。

次に公募ガイドを買ったら、なんと「心理学575」の最優秀賞に選ばれていて。商品券3000円が送られてきて、キティちゃんのバッグを買いました!

――初応募、初入選ですね。
 

インタビュー記事より抜粋

 

 
人を知る・創作術を学ぶ・著作を読む
 
湊かなえに続け!

 
主婦業のかたわら、川柳やネーミングの応募を始め、
やがてシナリオ、小説を執筆して作家デビュー!
湊かなえさんが人気作家になるまでの軌跡を追ってみよう。

 

トンガに行く編

日本語と真摯に
向き合った時代

 
人気作家・湊かなえはいきなり生まれたわけではなく、
その土台を作った時期があった。そこを探ってみよう。

 

投稿時代編

最初は川柳から
やがて作家デビュー

 
川柳で始まった公募生活はシナリオ、そして小説へ。
無我夢中で書き続け、ついに作家デビュー。その道程は?

 

作家デビュー後編

無我夢中で駆け抜けた
プロ作家生活10年

 
作家になるより、作家でいつづけるほうが難しいと言う。
10年間、年2冊刊行してきた楽しくも苦しい日々を知ろう。

 

創作術編

人物の履歴書は紙には書かない
書くと満足してしまう

 
「面白くて一気読みしてしまった」とよく言われる湊かなえ作品。
そこにはどんな秘訣があるのか。小説の作法について聞いた。

 

誌上鑑賞会編

読ませる技術を
まねしてみよう!

 
湊かなえ作品には「人物が際立つ」「先を読みたくなる」と思う箇所がたくさんある。
ここでは主だったところを2つピックアップしてみる!
 

ブックガイド編

イヤミスだけじゃない
単行本化23作品をガイド

 
単行本化、文庫化された小説22作品、エッセイ1作品を紹介。
非イヤミス作品にも傑作が多数。未読の方はぜひ!


 

巻頭インタビュー「YELL」

 

Vol.046

鈴木るりか

本気で思い続けていれば
いつか夢は叶う。

 

昨年、14歳の誕生日に発売されたデビュー作『さよなら、田中さん』が10万部を超え、いま最も注目を集めている〝現役中学生作家〞の鈴木るりかさん。2作目の最新刊『14歳、明日の時間割』は、「一時間目 国語」からはじまり、数学、体育、放課後といった科目をテーマにした7編が並ぶ連作短編集だ。「最初に書いたのは『体育』です。スポーツ庁が出した、体育嫌いの中学生を半減させるという政策目標のニュースを見て、『体育嫌いの人がこれを聞いたらどう感じるだろう?』と、話を膨らませていきました。そこから、時間割仕立ての小説にすることにしたんです」
 

――続きは雑誌に掲載しています。

 

Profile
2003年、東京都生まれ。
史上初、小学4年生、5年生、6年生時に3年連続で小学館主催『12歳の文学賞』大賞を受賞。
現在、都内の私立女子中学校3年生。学校では家庭科クラブに所属。趣味は、ギターとゲームと料理。

 
『14歳、明日の時間割』
(小学館/1300円+税)

バックナンバー

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11月9日発売/定価630円

特集:マンネリ脳にネタ注入!

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