公募ガイド2019年2月号

  • 文芸

2019.01.08

特集

今年、君はいくら稼ぐ?

SPECIAL INTERVIEW

小説家
真藤順丈
SHINDO JUNJO

1年間、毎月応募し、
文学賞を4つ受賞!
 


撮影:賀地マコト

――小説家を志し、投稿生活を送るようになりました。結果はどうでしたか。

最初の2年間で10作ほど応募しましたが、1次選考も通りませんでした。最高で「『このミステリーがすごい!』大賞」(このミス)の「次回作に期待」止まりです。

――それは意外です!

自信作が1次で落ちたときはショックで寺社仏閣を巡る旅に出て、家族を心配させました。

――そこで、やめようとは思わなかったのでしょうか。

新人作家の作品を読んでも、自分と遜色ないと感じていて、根拠のない自信だけはあったんです。でも投稿3年目に30歳になり、今年でダメなら就職しようと背水の陣を敷きました。

――背水の陣?

その1年間、「1カ月に1本、新人賞に応募する」というスケジュールを立てたんです。春の「このミス」、秋の「日本ホラー小説大賞(ホラ大)」の2つを軸に、ライトノベル系や純文学系、少ない枚数で応募できるものなどに応募していきました。それでたまたま潮目がよくて、4つ受賞できたという感じです。

――なぜブレークスルーできたのでしょう?

傾向と対策を一切考えなかったのがよかったのかも。その代わり、「ほかの人と違うことを書こう」「自分なりのホラーやライトノベルを書こう」というのは強く意識していました。
 

インタビュー記事より抜粋

 

 
“いつかやる”はもう卒業
 
今年こそ絶対入選する! 賞金を稼ぐ!

 
2019年、今年こそ結果を出すと、
初日の出に誓った人も多いだろう。
今回の特集では、公募の世界で結果を出している人にコツを聞き、
そのあと、目標の立て方を解説する。
さあ、これから1年間、頑張ろう!

 

お手軽系公募で、常連入選者になる!
 
公募歴4年で獲得賞金総額110万円の達人や、1件の公募に1万通応募した猛者に取材し、
川柳やコピーなど比較的気軽に取り組める公募で常連入選者になるコツを探ってみた。

 

文章系公募で入選する勝利の方程式は?
 
公募歴5年、詩やエッセイでの入選回数70回という達人などに取材し、
文章を書いて入選する秘訣、奥義を聞いてみた。獲得賞金総額1000万円という脅威の達人も!

 

平成28年に、高額賞金を射止めた達人たち
 
約束(プロミス)エッセー大賞 一般部門大賞(商品券100万円分) 梅田純子さん
JXTG童話賞 一般の部 最優秀賞(賞金100万円) 冨田龍一さん
伊藤園お~いお茶新俳句大賞 文部科学大臣賞(賞金50万円) 田島もりさん
高橋書店 手帳大賞 名言大賞(賞金100万円) 福島詩乃さん

 

2019 年間応募スケジュールを組もう
 
公募ガイドを見て、応募していくものを順次決めていくのもいいが、念願の賞、大きな賞は計画的に攻めていこう。それが攻略の第一歩。

 

目標実現のプランを考えよう
 
目標を立てるのは誰でもできる。問題はそれを具体的なプランにして、日々実行していくこと。その方法について考えてみよう。
大谷翔平も高校時代にやったマンダラート(公募版)も紹介!
 

計画するだけではだめ! ドロップアウト防止策
 
計画を立てても、立てっぱなしでは意味がない。ここでは、計画倒れに終わらないドロップアウト防止策を5つ挙げてみた。


 

巻頭インタビュー「YELL」

 

Vol.047

伊与原新

作家になるのに必要なのは
小説以外に好きなものを持つこと。

 

元科学者の理系作家、伊与原新さんの最新作『月まで三キロ』は、心にじんわりくる全6編の短編集。執筆のきっかけは、編集者との雑談で「旅先でたまたま貝の博物館に入ったら膨大な数の貝が展示されていて、意外に面白かった」という話を聞いたことだった。「他人にとっては何の価値もないものに一生を傾けるというのは、研究者だった僕にはよくわかる感覚なんです。でも、普通の人にはなかなか理解できませんよね。そういう科学者の世界に、悩みを抱えている普通の人たちが触れたとき、少しだけ物の見方が変わるという短篇は面白そうだと思いました」
 

――続きは雑誌に掲載しています。

 

Profile
1972年、大阪府生まれ。
神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻。
博士課程修了後、大学勤務を経て、2010年『お台場アイランドベイビー』で横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。

 
『月まで三キロ』
(新潮社/1600円+税)

最新号

公募ガイド8月号

公募ガイド2019年8月号

7月9日発売/定価630円

特集:小説家を目指すなら、原稿用紙30枚をものにせよ!

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