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特集 秋号特集「言葉を研ぎ澄ます」ちょっと出し!

  • 文芸

2022.10.07

特集 秋号特集「言葉を研ぎ澄ます」ちょっと出し!

担当編集より

この言葉では、まだ伝わらない。どうすればもっと言葉を研ぎ澄ますことができるのだろう。
公募ガイド秋号の特集では、コピーライターや作家など言葉と日々向き合うプロたちに取材しました。言葉と向き合う姿勢、扱い方をぜひ一緒に考えてみましょう。
あなたにとって、言葉を研ぎ澄ますとは?

秋号

巻頭インタビュー

阿部広太郎さんに聞いた

阿部広太郎

1986年、埼玉県出身。慶應義塾大学卒。電通に入社し、「今でしょ!」が話題となった東進ハイスクールのCM制作に携わる。自らの仕事を「言葉の企画」と定義し、映画、テレビ、音楽、イベントの企画に取り組んでいる。

阿部広太郎さんによると、言葉を研ぎ澄ませるものは二つあると言う。一つは「自分の思い」。思いと重なるように言葉を変形していく。もう一つは「視線を当てること」。今日の自分の視線で言葉を整え、日をおいてまた視線を注ぎ込む。今回のインタビューでは、コピーライターがいかに言葉を研ぎ澄ませているか、その方法を取材しました。

滝口悠生さんに聞いた

滝口悠生

1982年東京都八丈島生まれ。埼玉県で育つ。2011年『楽器』で新潮新人賞を受賞しデビュー。2015年『愛と人生』で野間文芸新人賞、2016年『死んでいない者』で芥川賞受賞。

小説で研ぎ澄ますものはテーマであり、それを象徴するものがタイトルです。「読んでいる間、ずっと読み手のそばにあるようなタイトルをつけられるといい。読みさしの小説に戻るときに、杖のように寄り添うような言葉になっているといいなと思います」インタビューでは、小説の研ぎ澄ませ方について語ってもらっています。

佐々木俊さんに聞いた

佐々木俊さんは最果タヒさんの詩集など、ブックデザインを数多く手掛けています。「言葉自体がすでに何かを物語っているので、デザインが言葉を説明する挿し絵になってしまわないように気を付けています」とのこと。
デザインの観点から、言葉を研ぎ澄ますことについてお話を聞きました。

佐々木俊

ブックデザインを手掛けた
最初の書籍。
『死んでしまう系のぼくらに』
著・最果タヒ
(リトルモア・1320円)

1985年仙台生まれ、東京在住。2010年、多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。アドブレーン、グリッツデザインを経て、2016年デザイン事務所AYOND(アヨンド)を設立。2020年、JAGDA新人賞受賞。

今最も話題の歌人・木下龍也さんから、言葉と向き合う姿勢や、既存の自分に縛られない考え方を学びましょう。

木下龍也さんに聞いた

木下龍也

1988年生まれ。歌人。著書に『つむじ風、ここにあります』『きみを嫌いな奴はクズだよ』(以上、書肆侃侃房)、『天才による凡人のための短歌教室』『あなたのための短歌集』(以上、ナナロク社)など。

幼少期のエピソードやコピーライター講座での思い出なども語っていただきました。ご自身の短歌のつくりかたについても、ご寄稿いただいています。

研ぎ澄ます過程を公開!

公募ガイド2022年秋月号
公募ガイド 2022年秋号
2022年10月7日発売/定価780円
【特集】言葉を研ぎ澄ます
【INTERVIEW】コピーライター 阿部広太郎
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