特集 Special Interview 直木賞作家 西條奈加
- 文芸
2021.04.09

撮影:冨永智子
1964年生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。12年『涅槃の雪』で中山義秀文学賞、15年『まるまるの毬』で吉川英治文学新人賞、21年『心淋し川』で直木賞を受賞。

『心淋し川』(集英社・1760円+税)
今年1月、第164回直木賞が発表され、西條奈加さんの『心淋し川』が受賞した。最終候補作4作の中でも圧倒的な票数で決定したという。
・人情を描き人生の悲哀がよく描かれている点
・最後に大きな仕掛けがあって収斂される点
しみじみと味わい深い人情
立ち腐れたような長屋と小さなドブ川のある心町が舞台。そこに暮らす主人公たちの心の屈託や空白が、読む人の心と共鳴して震わせる。
読み終えたときに見える絵
最後の短編ではそれまでに打っておいた布石をすべて回収し、作品自体の種明かしをしている。読み終えて初めて大きな絵が見える構成。
みどころ
web限定連載記事
-
【1/31締切】高橋源一郎先生を唸らせる掌編小説を書こう!テーマは「嘘」。
-
【1/20締切】自由律俳句を募集、せきしろさんに選評していただきます。「はじまり」募集中。
-
アイデアクリエイター・いしかわかずやさんが「創作がもっと楽しくなるもの」というテーマに対して、考えたアイデアをご紹介します。
-
【1/31締切】「54字の物語」の氏くんが審査します。テーマは「家電」。
-
【1/31締切】短歌を募集中。柴田葵さんが講評します。テーマ詠「学校」。
-
公募に関するお悩みに公募ガイド編集部がお答えします! 今回は「WEBコミュニティー内で公開してしまいましたが、その作品で応募できる公募はありますか」というお悩みに対して回答しています。
-
キャラクターが魅力的なら予選は突破できる
-
「Piri-it!ふせん」のキャッチコピー募集結果を発表!講評もWEB限定公開中。
-
公募歴6年、入選回数は200以上。驚異の入選確率を誇る塩田友美子さんの公募や創作にまつわるエッセイです。
-
【最終回】「#ベンチのある風景」の結果発表!
-
【最終回】エッセイ漫画を募集。最終回の結果発表!
-
【最終回】「文章の推敲」の続編をお届け。文字や記号を正しく使って小説を書こう。
-
特集でご登場いただいたクリエイターの方に、創作についてお聞きします。