実は佐賀県は、トンボ王国だったのです!

2018.07.05

みなさんは「佐賀県」と聞いて何を思い浮かべますか? イカや有田焼、伊万里焼などが有名ですが、実はトンボが多く生息する「トンボ王国」でもあります。

佐賀県佐賀市の環境政策課ではトンボ写真コンクールを開催中です。テーマは「トンボ王国・さが」。トンボの生態がわかるもの、トンボを通して環境問題について考えるきっかけになるもの、トンボを通して佐賀の魅力を伝えるものなどを募集しています。佐賀県内で撮影された作品が対象の県内撮影部門と、佐賀県外で撮影された作品が対象の県外撮影部門があり、両部門とも撮影対象時期は平成29年9月以降になります。惜しくも入賞を逃しても、参加賞としてトンボカレンダーがプレゼントされます!

トンボの生態や魅力を伝えるにはどのように写真を撮れば良いのでしょうか? まずは前回の入賞作品をみてみましょう。

 

第28回 最優秀賞

〈一般部門 県内撮影〉

タイトル「弥七の風車?」 撮影者・長谷川裕二さん
撮影場所・武雄市 和名・サラサヤンマ

【講評】生息地が限られる珍しいトンボで、腹部にある小さな模様を更紗模様に見立て更紗ヤンマと名づけられました。オスがホバリングしながらなわばり飛翔ひているところで、シャープな画像から精悍さが伝わってきます。

 

 

〈一般部門 県外撮影〉

タイトル「雪ニモ負ケズ」 撮影者・山嵜好徳さん
撮影場所・栃木県真岡市 和名・ホソミオツネントンボ

【講評】オツネンとは「越年」のことで、成虫で越冬する数少ないトンボの一つです。冬になると細い枝に頭を押し付けて静止し、まるで枝の一部になったような姿で越冬します。写真はまさにその状態を撮影した貴重な作品です。

 

県内写真は、珍しいトンボを写した1枚。県外写真は成虫で越冬する瞬間を捉えています。どちらも貴重なトンボの姿がおさめられていますね。

 

トンボの習性を知ろう!

次に、最優秀作品のように決定的な瞬間を撮る方法を調べてみました。ポイントは2つ。

1つ目はカメラ準備です。カメラをしまったままにしておくと「ここだ!」と思った瞬間を逃してしまうことも。いつでもカメラのシャッターが押せる状態にしておくことが大切なようです。

2つ目はトンボの習性を知ること。1日のうちどの時間に活動するのか、水飲み場など集まる場所はどこにあるのか、といった習性を調べておくと撮影時間や場所の計画を立てておくことが可能なので、貴重な瞬間も逃さなくてすむそうです。もしも撮影中に逃げられてしまっても、集まる場所を把握しておき待っていれば再び撮影できるので安心ですね。

トンボの場合は水がきれいで水草の生える流水や、ため池などの止水に生息しているようです。また例外もありますが、梅雨前に羽化する種類が多いようです。みなさんもぜひ貴重な瞬間を撮影してみて下さいね!

(著者:香山衣美)

 

公募情報の詳細はこちら:
https://www.koubo.co.jp/contest/picture/photo/042725.html
(2018年08月31日)

 

参考資料
NATIONAL GEOGRAPHIC
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/sp/greatnatureproject/howto.shtml
嵐山町web博物誌
http://www.ranhaku.com/web01/c4/2-03.html