【12/31締切】目指すは山頭火! 自由律俳句大会

2018.09.27

自由律俳句で有名な種田山頭火。ふるさと山口県にある「山頭火ふるさと館」では自由律俳句を募集しています。募集部門は小・中学生の部と一般の部。12月31日(月)の締め切りまでに3回まで投句可能で、1回の投句につき2句まで応募ができます。応募方法はメール、郵送、山頭火ふるさと館等に設置された投句箱へ投函のいずれか。応募作品の中から部門ごとに年間最優秀賞、優秀賞、佳作を決定し、表彰式を平成31年2月に開催予定。受賞者には賞状や賞品がおくられるほか、作品が山頭火ふるさと館のふるさと展示交流室等に掲示されます。ヒルモとヨルモも入賞を目指して自由律俳句に挑戦します!

 

1・「五・七・五」にとらわれない! 自由律俳句

公募博士
「ふたりは俳句がどんなものか知っているかな?」
ヒルモ
「もちろん! 五・七・五で季語が入っている句ですよね。」
ヨルモ
「たとえば『古池や蛙飛びこむ水のおと』とか!」
公募博士
「たしかにそうだね。でもそれだけじゃないんだ。」

〈ポイント〉

定型句:「五・七・五」(十七音)のリズムで出来ている
自由律:音数の形式が決まっていない
有季:季語が入っている
無季:季語が入っていない
*基本的に有季定型句。中には無季で自由律の句や無季定型句などもある。

 

2・山頭火の自由律俳句

公募博士
「今回挑戦するのは自由律俳句。音数が決まっていないから五・七・五で詠まなくていいんだよ。」
ヒルモ
「数が決まってないなら好きにできて簡単そう!」
公募博士
「それはどうかな? 例えば山頭火の代表句をみてみよう!」

「分け入つても分け入つても青い山」

 

ヨルモ
「きれいな色の草や木がいっぱい生えている感じがします。絶景なんだろうな~」
公募博士
「『分け入っても分け入っても』と繰り返している部分に注目するとどうかな?」
ヒルモ
「何回も草木をかき分けているのにきりがなくて、すごく大変そうです。絶景って気分じゃないかも。」
公募博士
「そうだね。この句からは美しい山も、登ると険しいものだと伝わってくるね。今度は山頭火が水を詠んだ句をみてみよう。」

「月夜の水を猫が来て飲む私も飲まう」
「水はみな音たつる山のふかさかな」
「伐つては流す木を水に水に木を」
「水じゆうわうに柳は芽ぶく」

 

ヨルモ
「水は飲み水にもなるし、流れるときに美しい音色も奏でるね。他にも木を運ぶときに役に立つし、生命の誕生にも大切だよね。水ってすごいね!」
公募博士
「その通り! 私たちに身近な水を色々な視点で詠んでいるから、水の多彩さに気がつかされるね。」

 

〈ポイント〉

①見たことや感じたことをそのまま詠むだけではない。
②暮らしの中で普段言葉にしないもの、気がつかない事、常識をくつがえす発見などを、表現して読者に提示する。

 

ヒルモ
「なるほど! 自由だけど奥が深いんですね。」
ヨルモ
「ぼくは身近なものの観察から始めてみようかな。」

 

みなさんも自由律俳句作りにぜひ挑戦してみてくださいね!

 

 

山頭火ふるさと館 自由律俳句大会
https://www.koubo.co.jp/contest/senryu/haiku/045521.html
(2018年12月31日まで)

 

参考文献
夏石番矢『山頭火俳句集』岩波書店 2018年
井上泰至『俳句のルール』笠間書店 2017年