九杯目は、新生活にワクワクしながら

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2017.11.24

世の中のコピーは、どんな人たちが、どのように作っているのだろう? コピーライターであり公募ガイドスタッフのダイゴロが、日々のコピー作りについて語ります。

九杯目は、新生活にワクワクしながら

第9回目は、住宅街をのんびり歩きながらお送りします。これから始まる新生活どうなるのかなあ……などと考えながら。前回公募ガイドが引っ越したわけですが、僕自身も引っ越しをすることにしました。

しかし、この引越し、ただの引越しではありません。家探しをしてくださった不動産屋さんがコピーライターの知人なんです。正確にはコピーを趣味にしているアマチュアさんなのですが、数々の広告賞を受賞されている方でして。

コピーの使い手と通常の不動産屋では、どう違うのか? 一緒にいくつかの家を歩いて回り、感じたのは「紹介する時の、言葉が違う」ということ。

例えば、以前の家の紹介をした不動産屋さんは「ここはいいですよーいろんな方から大人気でしてー! もう、今入らなかったら損です、後悔します! はい、契約書! 」と一方的に決まる形でした。

一方、今回のコピーライターさんのご紹介がこちら。
「キッチンの窓際に小さいテーブルがあるでしょ? 食材もまな板も置けるし、ご飯を作るとき便利だと思う。料理好きな君にオススメだね」
「このクーラー、古くて気になるかい? せっかくの新生活だし気持ちよくスタートしたいもんね。わかった、新しく取り替えられるか聞いてみよう」
まっったく違いますね……そう、この方、僕の新生活の様子を想像しながら話していらっしゃるんです。僕の視点に立ち、僕の頭にビジュアルが浮かぶような言葉を選んでくれる。「前の家より、ずっと魅力的だ」冬に差し掛かった昼下がり、新居を眺めながらそう感じていました。

「短い言葉で、ビジョンがパッと浮かぶ。それがコピー」

かつて基礎講座受講中に、ある先生がおっしゃっていました。異業種でありながら、コピーの力を見事に生かしている仲間。「俺も、見習わねばならないな」決意と新しい暮らしへの期待を込め、○っとレモン飲みます、ぐいっ。