十杯目は、考えることを考えながら

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2017.12.07

世の中のコピーは、どんな人たちが、どのように作っているのだろう? コピーライターであり公募ガイドスタッフのダイゴロが、日々のコピー作りについて語ります。

十杯目は、考えることを考えながら

第10回目は、お風呂でこのコラムの内容を考えながらお送りします。先日の打ち合わせで、「次は、あなた自身が一番大事にしているコピーの考え方をコラムにしては?」というお話が。僕自身の考え方かぁ。ロジック弱いし、いろいろ勉強不足だし、そんなに空気が読めるわけでもない。強いていうなら「相手の考えを、考える」かなぁ……。

その象徴的な出来事が、半年前。公募ガイド主催のコピーライター渡辺潤平さんによる「コピトレ!リアル道場」に参加したときのこと。コピー講座の後、実践として「公募ガイドがもっと売れるコピー」を40人近い参加者で渡辺さんにプレゼンすることになったのです。「公募ガイドはこんな雑誌だ!」「人生がこう変わる!」様々な提案が出る中で、僕が出したコピーがこちら。

「上司に怒られない、副業。」

ありがたいことに渡辺さんから銀賞をいただけたのですが、ここで使ったのがその「相手の考えを、考える」という方法です。

1) まず提案相手は、公募ガイド……ではなく講師の渡辺潤平さん。そこで、渡辺さんはどんなコピーを好むかを分析しました。過去のコピトレの入賞傾向を見ると「短い」「余韻がある」「ちょっと笑える」ものが多く、今回もそんなコピーが好まれるかも?と仮説を立てました。

2) 一方それだけではまだ弱く「共感してもらう」ことも重要だと分析。その時、渡辺さんの著書に「会社員時代の苦労を乗り越えて、コピーライターとして大成された」話があったのを思い出しました。まだまだ力不足な僕にとってすごく励まされたエピソードだったのですが、同時に昔ラジオCM賞を獲った時、当時の怖い上司が少し優しくしてくれたのも思い出しました。そのことをコピーに込めれば共感していただけるのでは……?

そんなわけで運良く銀賞をいただけたのですが……正直あれは奇跡でした。普段はズレた提案をして「相手の考え、勘違いしてた!」とよく頭を抱えます。もっと謙虚に、ちゃんと学ぼう……お風呂から上がり、フルーツ牛○飲みます、ぐいっ。