作家インタビューWEB版 藤平久子さん

2019.08.09

撮影:賀地マコト

公募ガイド9月号の特集「本気でシナリオ教えます!」では、脚本家の藤平久子さんにご登場いただきました。
誌面に入りきらなかったインタビューをご紹介します。

藤平久子(脚本家)ふじひら・ひさこ

大阪生まれ。雑誌記者を経て脚本家に。「いよっ!弁慶」「魔法×戦士マジマジョピュアーズ」「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」「探偵が早すぎる」など、脚本・共同執筆を含め作品多数。現在、NHKドラマ10にて「これは経費で落ちません!」が放送中!

シナリオの学校を出たあと、すぐに脚本家デビューできましたか?

藤平先生

私はラストも途中も全く決めずに書きます。最初はノートを使って、主人公の似顔絵と設定を書いて、そこから自然に生まれるシーンを、後で捨てることになっても、書き留めていきます。ある程度、シーンを重ねるうちにだんだん小説が見えてくるので、そこからパソコンを使って書き始めます。

それはどのようなツテで?

藤平先生

知人の紹介でした。月刊誌のテレビ欄、料理や映画のコラム欄などの仕事をしながら、脚本の勉強を続けました。

その後、24歳でデビューします。

藤平先生

当時、「金曜エンタテイメント」(フジテレビ)という2時間ドラマがあり、そこで「女医レイカ」(主演:名取裕子)の脚本を書かせて頂けることになりました。

その後、鳴かず飛ばずの時期が続くのですよね。

藤平先生

映画は、100本企画があっても、1つやるかやらないかという世界なので。プロットのお仕事ばかりで、なかなか脚本まで進めない時期が続きました。ようやく脚本まで書かせてもらえても、採用にならなかったりもしました。

なかなかつらい時期が続いたわけですね。

藤平先生

そうですね、そんな中で結婚、出産を経験しましたが、脚本は書き続けていました。

脚本家に必要な資質は?

藤平先生

体力だと思います。執筆作業は何時に始まって何時に終わるかなんて、自分でもわかりません。締め切りも撮影のスケジュールに左右されますし、生活は不規則になりがちです。

映画やドラマは集団で作りますので、そのつらさはありますね。

藤平先生

その分、1人では思いつけないアイデアが盛り込まれたり、脚本では単に「公園」や「居酒屋」だった場所が、想像以上にステキな場所だったり。セリフも、役者さんがいいセリフを加えて下さったりすることもあって、オンエアを観て、感激することが多いです。
皆で力を合わせて「最善」を尽くす、「団体競技」のような楽しさです。

公募ガイド9月号

公募ガイド9月号では、藤平久子さんに「脚本家になるまでの道のり」について伺っています。

公募ガイド2019年9月号
特集「本気でシナリオ教えます!」

2019年8月9日発売/定価630円

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