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2020.07.06

公募歴5年、入選回数は200以上。驚異の入選確率を誇る塩田友美子さんには、どんな秘密があるのだろう。読めば自分も入選できる!?

奈良市主催の新型コロナ感染拡大防止企画 「おでかけを控えるキャッチコピー」で入選をしました。

緊急事態宣言が発令されていた期間に、外出自粛を促すキャッチコピーを募集していたものです。

入選作がこちら

「出かけないだけ」で守れる命がある

今回の自粛期間を経て「出かけない」ことは、なにもしていないようで一つの行動であると感じました。
意識をしなければ、人は出かけてしまう。
なので、出かけないことは実際には容易ではないのですが、あえて「出かけないだけ」というたやすさを表す言葉を用い、「守れる命」の重さとの対比を明確にしたかったのです。

長い自粛期間、人との接触をいかに控えるかが世の中の課題となり、初めての事態に対して私たちは迅速な意識改革を求められました。
そこで、大勢が共通認識をするための「言葉」が必要になったのだと思います。

普段であれば公募は楽しく、あわよくば賞金をもらえたらいいという気持ちで取り組んでいる私ですが、今回は違いました。

公募にはほかにも多岐にわたる可能性が潜んでいると感じたのです。
より知ってもらいたい、深く考えてほしいことを募集することで、多くの人の心に問いかけることができます。
応募者だけではなく、結果を知ったり関わったりした人の心にも言葉は刻まれるのです。
迅速な企画と発表によって、感染対策について考える機会を多くの人にスピード感をもって提供したこの公募に、私は感銘を受けました。

短期間の募集だったにも関わらずこの公募には約800件の投稿があり、社会的影響はあったといえるでしょう。
この募集は、奈良市内の中学校でも生徒と保護者に向けて紹介され、「今まさにやるべき公募」をやってくれた感動さえあり、私は賛同の気持ちを込めて投稿したいと思ったのです。

入選作は、啓発活動で使用していただけるようで、少しでも貢献できたら嬉しく思います。

今回の件で、公募は誰もが参加できる社会の一つだと私は感じました。
そこにはなんの壁もなく、高尚な志も必要ないのです。
「みんなのことをみんなで考えてみよう」
それが公募の基盤なのかもしれません。

バックナンバー

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2020年7月6日 今できること
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2020年5月22日 インタビュー後記
2020年5月1日 あるもの
2020年4月10日 掛け合わせ
2020年3月23日 トレーニング
2020年2月28日 わたしのこと
2020年2月8日 自分らしさ
2020年1月17日 インプットする
2019年12月28日 時には真面目に
2019年12月6日 見て書く
2019年11月18日 「進行形」の力
2019年10月25日 公募の入口
2019年10月4日 公募をする理由
2019年9月13日 連想ゲーム
2019年8月26日 抽選か審査か
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2019年7月12日 憧れを形に
2019年6月21日 公募仲間
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2019年4月12日 時代を詠み込む
2019年3月22日 投稿し続ける意味
2019年3月1日 祖母の教え
2019年2月8日 ルーツをたどる
2019年1月18日 ペンネームどうしますか?
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2018年8月24日 絵っ!?のレベル
2018年8月3日 大人も絵本を
2018年7月13日 締め切り対策
2018年6月22日 公募三種の神器
2018年5月22日 賞を深掘り! 各務原市文芸祭
2018年5月2日 賞を深掘り!「たった一言でコンテスト」
2018年4月13日 やってみる
2018年3月23日 はじまり
2018年3月2日 外からの目
2018年2月9日 エッセイのテーマ
2018年1月19日 今年の目標
2017年12月22日 感謝
2017年12月1日 手紙
2017年11月9日 チャンスの大きい公募
2017年10月13日 「自由」を楽しむ
2017年9月22日 公募を始めたての頃
2017年9月8日 語尾の大切さ
2017年8月25日 はじめに