賞を深掘り! 各務原市文芸祭

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2018.05.22

公募歴2年半にして入選回数100以上。驚異の入選確率を誇る塩田友美子さんには、どんな秘密があるのだろう。読めば自分も入選できる!?

第2回目となる賞を深掘り! 今回は各務原市(かかみがはらし)文芸祭についてです。
公募は企業主催のものが多いですが、こちらは自治体が主催しています。
その中でも47回目ともなる、伝統ある文芸祭で入選したい!との思いで挑戦しました。

しかし今回ははじめから大きな問題にぶつかります。
なんと過去の入選作品を見ることができないのです!
これでは入選作品の傾向がわかりません。

実は自治体主催の公募は入選作品を公開せず、入選者にだけ作品集を配布することがよくあります。
自治体で販売はされていますが、私は今回得ることができませんでした。

これでは一見情報不足のようですが、前回お伝えしたように募集要項からヒントを拾っていきました。

まず、この公募は詩や短歌などの5部門があり、すべての分野に投稿できます。
可能性を広げるためにあれこれ出したくなりますが、傾向が不明瞭のまま多くの作品を手掛けるよりは得意分野に絞ろうと、私は川柳に決めました。

また、こちらは伝統ある文芸祭であり作品集として記録にも残ります。
ですから、数年後には「古い」と感じてしまう時事的なものは避けようと考えました。

そして「一般」と「児童生徒」の部が設けられていることにも注目。
つまり入選した暁には、作品集を通しすべてこどもたちの目に触れるでしょう。
川柳では皮肉や冗談を交えることもありますが、それは必要ないと予想しました。

このように、作風に迷ったときには漠然と書き始めるよりも消去法を使うと方向性が絞られていきます。
それらを考慮した作品がこちら。

 

「郷の風我に返れと吹き付ける」

 

解釈は読む方に委ねたいのですが、私としては「風」に故郷の「人」「環境」「過去」などの様々なイメージを含めたつもりです。

今回は自由題のため、共感を得やすい題材を選びました。
誰にでもある「故郷」をテーマとし、性別が限定されない内容としたのです。
結果的に佳作をいただくことができました。

このように過去の入選作がわからない場合、募集要項から趣旨をくみ取ることさえできればかえってチャンス公募になると私は思っています。
「難しそう」そんなふうに見える公募にこそ、可能性が眠っているかもしれません!

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