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W選考委員版「小説でもどうぞ」第2回募集

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2022.07.08

W選考委員版 第1回「小説でもどうぞ」の結果発表と選考会の裏側は、こちらをご覧ください。
W選考委員版 第2回「小説でもどうぞ」の募集がスタート! 季刊公募ガイド限定のこの企画には、前回は310編の応募がありました。今回のゲスト選考委員は、大ベストセラー『しゃばけ』の作者、畠中恵さんです。今回も奮ってご応募ください!
レギュラー選考委員
高橋源一郎

1951年、広島県生まれ。81年『さようなら、ギャングたち』でデビュー。 小説、翻訳、評論など著書多数。日本のポストモダン文学を代表する作家。

<第2回>
畠中 恵さん

1959年、高知県生まれ。2001年、『しゃばけ』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。ほか、「まんまこと」シリーズなど著書多数。

今回のゲスト選考委員はベストセラー作家、畠中恵さん。
デビュー秘話から時代小説の書き方、第2回W選考委員版
「小説でもどうぞ」の選考に対する意気込みまでを伺った。

時代小説を読むのも、

資料本を読むのも好き

―― 作家になる前は、漫画家をされていたそうですね。
 28歳から30代の後半までやっていました。漫画のほか、イラストを描いていましたが、お話を書きたいと思い、都築道夫先生がやっていた小説講座に通い始めました。7、8年通ったと思います。
―― 講座を受講しながら新人賞に応募されていた?
 漫画でデビューするとき、いっぱい落ちまして。それで小説では先生に褒めていただいてから応募しようと思っていたら、ちっとも褒めていただけず、長くかかってしまって。初応募が『しゃばけ』でした。
―― 時代ものは歴史の知識が必須だと思いますが、ハードルは高くなかったですか。
 時代小説を読んでいましたし、資料本を読むのも好きでしたから、ハードルはそんなに高いとは感じませんでした。いろいろなジャンルを書いていて、『しゃばけ』のあとは現代ものを書こうと思っていました。
―― 多彩ですね。
 都築先生がSFからミステリー、時代小説までなんでも書かれる方だったので、そういうものかと。
―― 江戸時代にはこんな話し方はしていなかったんじゃないかなと思うと筆が止まりませんか。
 もともとはこういう話し方をしていたとしっかり調べ、そのうえで読みやすいように現代語を交えるなどすれば、人にも説明できますし、自分でも納得して書けると思います。
―― 『しゃばけ』には人に災いをもたらすような妖はあまり出てきません。
 怖い妖もいますが、何をしているのでもないような妖っていっぱいいるんです。それこそ「鳴家」みたいにギシギシ音がするだけとか、「豆腐小僧」みたいにお豆腐を運んでいるだけとか(笑)。
―― 『しゃばけ』の世界はとても温かく、ほっとします。
 始めに『しゃばけ』を書いたときは、全体の雰囲気をもっと格好いい感じにしたかったのですが、妙にのんびりしたものになってしまい、それならこの感じでいっちゃおうと。小説に没頭し、夢中になって楽しんでほしいと思って書いています。
―― 言われてみれば、『しゃばけ』第1弾は殺人事件から始まります。
 やはり、冒頭はわかりやすく、楽しく、興味を引くものをと心がけました。


マンネリにするには、

ある程度、変化が必要

―― 7月21日に「しゃばけ」第21弾『こいごころ』が出ます。21周年で21冊目ですね。
 毎年、夏に単行本が出て、冬に文庫が出ます。
―― 年中行事みたいですね。
 こうすると、単行本を買う人はお盆に帰省するときに買い、文庫で読んでいる人は年末に帰省するときに買うなど、読者さんが刊行時期を覚えてくれますね。
―― 21年も続くと、いい意味のマンネリというか、作品に読者が待ち望む世界があります。
 毎回同じように書いているだけだと、マンネリにもならないんですよ。マンネリにするには、ある程度の変化がないと。
―― 今回の変化は?
 一太郎を診ていた源信医師が隠居し、火幻医師と交代しました。
 今後は妖でもある火幻医師が長崎屋の面々や読者さんになじんでいくと思います。
―― 登場人物もたくさんいます。
 名前もうろ覚えで、書きながら「あなた、どなたでしたっけ」と思うキャラクターもいます(笑)。
―― 「しゃばけ」シリーズにはどんな反響がありますか。
 「しゃばけ」では毎回、刊行記念プレゼントをやっていて、読者さんがそこに感想を書いてくれますが、この人物が好き、この人を出してほしいなど感想が書かれていて楽しいですね。


「おっ」と思う作品を読んで、

私も楽しみたい

―― アイデアを得るためにやっていることはありますか。
 自宅から江戸城の公園を抜けて大手町あたりまで行くのですが、4〜5㎞歩いて何も思いつかないと、またぐるっと歩いたり。
―― プロットは作りますか。
 最初は無地の紙にたくさんシーンを書きます。そのあと、起承転結のようにいくつかに分け、その中に「ここでこんなことが起きる」などのシーンを列記して、それから書き始めます。
―― キャラクターの性格が途中で変わることは?
 変わるというより、そのキャラクターのことがだんだんわかってきます。最初はこんな感じかなと思っていた人物に目鼻がついてくる感じです。
―― 「小説でもどうぞ」は原稿用紙5枚ですが、掌編についてはどう思われますか。
 小説って短ければ短いほど難しいと思うんですね。WEB版のほうの「小説でもどうぞ」を見ましたが、皆さん上手ですね。
―― どんな作品を期待しますか。
 「ああ、これ、いいな」という作品と出会いたいですね。「おっ」と思うような作品を読んで、私も楽しみたいです。楽しい時間を過ごせることを期待しています。
応募要項
課 題

■第2回 [ 秘密 ]

「秘密」のない人はいないですね。大学で教えていたとき、学生に「一番の秘密」という課題で書いてもらったら、三分の一くらいの子が「実は友だちが嫌い」と書いてきました。考えさせられますね。では、みなさんは?

締 切

■第2回 [ 秘密 ] 
8/9(必着)

規定枚数

A4判400字詰換算5枚厳守。ワープロ原稿可。
用紙は横使い、文字は縦書き。

応募方法

郵送の場合は、原稿のほか、コピー1部を同封。作品には表紙をつけ(枚数外)、タイトル、氏名を明記。別紙に〒住所、氏名(ペンネームの場合は本名も)、電話番号、メールアドレスを明記し、原稿と一緒にホッチキスで右上を綴じる。ノンブル(ページ番号)をふること。コピー原稿には別紙は不要。作品は折らないこと。作品の返却は不可。

※WEB応募の場合も作品には表紙をつけ、タイトルと氏名(ペンネームの場合はペンネームのみ)を記入すること。

応募条件

未発表オリジナル作品とし、入賞作品の著作権は公募ガイド社に帰属。

発 表

第2回・10/7、季刊公募ガイド秋号誌上

最優秀賞1編=Amazonギフト券1万円分
佳作7編=記念品
選外佳作=WEB掲載

公募ポイント

mottomo会員の方は、応募するだけで自動的にポイントがたまります。
応募者全員=10p追加
最優秀賞=100p追加
佳作=50p追加
選外佳作=30p追加

※ポイントの付与は各回ひとり一回までです。結果発表の時期に反映されます。

応募先

● WEB応募
応募フォームから応募。
● 郵送で応募
〒105-8475(住所不要) 公募ガイド編集部
「第2回W選考委員版」係

お問い合わせ先

ten@koubo.co.jp


応募作品添削サービス!
「小説でもどうぞ」の応募作品を添削します。
受講料 5,500円

https://school.koubo.co.jp/news/information/entry-8069/