ハンドドロー川柳 第1回結果発表

2021.07.16

公募ガイド公式Twitterにて募集した「ハンドドロー川柳」。
第1回テーマ「料理」の審査結果を発表します。
たくさんのご投稿ありがとうございました!
総評
クスっと笑える句から、ほっこりする句までたくさん集まりました!
ハンドドローイングの醍醐味であるインクのこだわりや、熱の入った手書き文字の作品も。創意工夫の面では、野菜が添えられていたり、ユニークなものに句が書かれていたり、新たな面白さの発見ばかりでした。

 ぐにゃりと曲がったきゅうりと、盛夏をつづった語感の良い一句。まるで暑中見舞いの絵はがきのようにも見えます。
 さて、と台所に立ち、手に取ったきゅうり越しに見えた、脱力している娘の様子。暑さによるものか、夏休みの宿題のせいなのか。そんな光景をほうふつとさせ、ふふっと笑ってしまうような愛らしさがある句です。

 缶づめフルーツが乗った冷やし中華。ほおばった瞬間、甘く広がるちいさな喜びを、インクの色味がノスタルジックに演出しています。一筆箋というチョイスも、その場で感動をしたためたような趣を感じました。
 「冷やし中華はじめました」につられて入ったお店でこの「みかん」に思いがけず出会えると、いつもより心がおどります。(短歌の聖地・平和園さんの冷やし中華もおいしそうです)

 在宅勤務や休校など、おうち時間が増え食生活も大きく変化しました。朝昼晩の3食を用意することにうんざりし始めた妻に対し、張り切る夫がパンづくりなど手の込んだ料理に励む姿が目に浮かびます。
 同じ時期を過ごしていたはずなのに……対比をユーモアたっぷりと、的確な語感で描き出しているこの句に、「あるある」とうなずいてしまう人は少なくないはず。