Member

「新卒に求めるもの」

Cross Talk

代表取締役社長

浅田 邦裕Asada Kunihiro

×

代表取締役副社長

雨宮 雄一Amemiya Yuichi

リアルに自分の言葉で語れるかどうか。
それが勝負の分かれ目。

今年の新卒採用ではどんな人材を求めていますか?

浅田:
僕の条件は3つです。あくなき向上心。チャレンジ精神と打たれ強さ。そして、プロ志向のこだわり派。激変の時代を迎え、職種や性別も含め、多様性も意識しています。
雨宮:
僕は素直な人ですね。そういう人は人の話を聞く耳を持っていて、自分の中でこなし、成長しようとできる。

面接ではどんなところを見ていますか?

雨宮:
基本的には、元気のよい人に評価が高いです。会社が明るくなるからね。それから、自分の言葉で話せる人。自分の考えが自分の腹に落ちている人。昨年、新卒の面接をしてよくわかったのが、事前に用意した文章を読んでるだけの人が多い。マニュアルに書いてある通りにする人が多いんだなと思いました。
浅田:
僕は聞き手の共感を得られるようなことを言ってほしいなと思います。それは何かというと、抽象でしゃべらず具体でしゃべる。つまり、自分の経験と照らし合わせて語ってほしい。たとえば、ほとんどの人が「公募ガイドONLINEを見て、いろんなコンテストがあって面白いなと思いました」と言って終わる。ふわっとしているでしょ? 一歩突き詰められる人は、興味の湧いたコンテストに対し、ちゃんと主催者サイトまで行って詳しい要項を見ています。そして、そこで感じたことを具体的に語ってくれる。そうすると共感できる。この差だと思うんです。

公募ガイド社への志望の高さはどうですか?

雨宮:
それは新卒を採用するときの一番の条件だと思います。なぜ公募ガイドに興味を持ったのか。どんな理由でもいいので、自分の言葉で話してほしいですね。会社に対する想いだけでなく、このあと自分がどういう仕事人生を送っていくかも具体的にイメージしてほしい。それが実現できるかどうかは置いておいて、自分はこの会社でこういうことをしたいんだというのを考えてくる人がいいですね。昨年はこの質問に答えられる人が少なかったから。
浅田:
みんな真面目だしやる気もあるけど、結局リアルに自分の言葉で語れたかどうか。その差のような気がします。自分のやりたいことはこうで、御社の方向性はこうで、ベクトルが一致しています、というのはありがちなんだけど、そういうのはあんまり聞きたくないかな。あとづけの美辞麗句ではない、本物感というのは具体だと思います。

じゃあ雨宮って何ができるの?
というのが最後に問われる。

ちなみに、お二人の若い頃ってどうでしたか?

浅田:
何かでっかいことをやりたいという気持ちが強かったです。人に影響を与えられるようなでっかい仕事ができる会社に入りたいと思っていました。それで外資系のメーカーを選んだんです。外資なら世界に行けるなあ、自分の視野が広げられるなあと思って。
雨宮:
僕は就職活動をしていないんです。公認会計士の場合、合格発表の会場に人事の人がスカウトにきているんです。そのまま飲みに連れて行ってもらって、「はい、入ります!」って(笑)。

その就職した先がアーサー・アンダーセンの日本支社で、数年後に浅田さんも転職してくる。

雨宮:
赤裸々な話をすると、俺は世界一おっきい会計事務所に入ったぞ。ここで出世してパートナー(経営陣)になってやるぞ!としか考えてなかったです(笑)。
浅田:
雨宮さんはアンダーセン・ジャパンでいうとファーストムーバーだから、その特権は捨てにくいよね。僕は中途だったし、ずっとプロ志向だったから。会社の中で偉くなるとかは考えてなかったです。
雨宮:
当時は、会社から役割として与えられたものをこなしていただけ。でも、その会社が経済事件を起こし強制的に解体させられてしまって、ようやく自分のプロフェッショナルな生き方ってなんだろうなって真面目に考えるようになりました。専門分野を自分で作らなきゃいけないって思い直したんです。それは、特定の分野に特化した深い専門知識でもいいですし、マネージメント力でも、営業力でもいい。じゃあ雨宮って何ができるの?というのが最後に問われるんだと実感しました。
浅田:
僕は基本的なスタンスは今も昔も何も変わっていないんです。枯渇感っていうんでしょうか。あの頃も今も枯渇している。まだ全然足りないなって思っています。もっとこんな知識やこんな能力がほしいなって。やってもやっても、きりがないでしょ? 自分の名前で食べていけるようになりたいっていうのは、新入社員の頃から思っていました。

そのためには何が必要ですか?

浅田:
勉強しかないでしょ。あと、自分が与えられた仕事を100%やりきる。やり残さない。さらに、隣の人の仕事を奪う。そうやって自分のスキルを広げていく。そういうマインドじゃないと絶対成長しないですよね。もしそういう人がきてくれたら、給料はいくらでも払いますよ。逆の人には一円も払いたくないな。

会社が潰れても、一人で
食っていけるような人に育てたい。

公募ガイド社に入ることの魅力は何でしょうか?

浅田:
促成栽培というのが一番大きいんじゃないでしょうか。大きい会社に入ると小さなパーツしか任せてもらえないから、育つのに時間がかかるんです。でもうちの場合は、ドーンとくるから。気づくとものすごく成長している、というのはあると思います。
雨宮:
あとはやはり、変革にあるときの会社に入る、ということにつきるんじゃないですか? 業界全体でいえば苦しい。でも、そこを変わろうとしている瞬間の会社にいることができるって、刺激的だと思う。とくに若い人たちにとっては勉強になることがたくさんあると思いますね。

あえて悪いところをいうと?

雨宮:
沈みゆく出版業界とどう向き合いますか?ということですね(笑)。だから単に本が好きだとか出版業界が好きというだけでくると、ギャップが出る。脱出版という発想でやっているわけだから。

新卒が入ったらどう育てますか?

浅田:
基本的には会社が潰れても一人で食っていけるような人に育てたいですね。能力もそうだし、打たれ強さも身につけさせたい。打たれ強さには、強いってことだけじゃなく、柳のようにしなやかにかわすっていうのもありますよね。その両方です。

どうやって身につけさせますか?

浅田:
自分の能力よりちょっと上の仕事を与えます。あとは、仕事だけじゃなく、研修プログラムをやってもらう。その両輪で育てます。
雨宮:
僕はいろんなことにチャレンジさせたいですね。やっぱりやる気のある若い人たちって、やればやっただけ成長するから。僕たちの想像を超えるような成長カーブを描いてほしいですね。
浅田:
本人がコンサルになりたいって言ったら、フォーセンス(親会社)に異動もある?
雨宮:
ありだね(笑)。

Profile

浅田 邦裕/国際公認投資アナリスト、社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。日本軽金属・財務部門、アーサー・アンダーセン(現プライスウォーターハウスクーパース)、三井住友銀行・M&A部門を経て、フォーセンス・パートナーズ参画(代表取締役パートナー現任)。2014年、公募ガイド社代表取締役社長就任。

Profile

雨宮 雄一/公認会計士。朝日監査法人(現あずさ監査法人)、アーサー・アンダーセン(現プライスウォーターハウスクーパース)を経て、フォーセンス・パートナーズ(株)設立(代表取締役パートナー現任)。2014年、公募ガイド社代表取締役副社長就任。元HMVジャパン代表取締役社長、元ローソンHMVエンタテイメント取締役。