-
自由詩 高校生・大学生の部 優秀賞
記念品「一人の命を守るということ」 受賞者名非公表
私のおばあちゃんはお母さん的存在
料理もお花畑にしてくれるし
お洋服もお日様の香りにしてくれる
そんなしっかり者のおばあちゃんが
火をつけっぱなしにするようになった
買い物の帰り道を忘れるようになった
今度は私がお母さんになる番のようだ
おじいちゃんも体が弱くなってきて
学校から走って家に帰る毎日になった
二人の命を守るってこんなに大変なんだ
夕焼けを見ただけで 教室に居るだけで
胸が苦しくなって 涙があふれた
私が二人に無理をさせていたのかな
おじいちゃんが天国に行ってから
おばあちゃんは施設で暮らしている
二人はいつでも私の話をしていた
一人の命を守るってそういう事だよ
それを聞いて また胸が苦しくなった
-
短歌 一般の部 優秀賞
記念品掌で語らうように病床の義父の手包む二十歳の息子 受賞者名非公表
-
俳句 一般の部 優秀賞
記念品敗戦忌飛ぶことのなき千羽鶴 受賞者名非公表
新着公募情報
はお気に入り登録された件数です。
〆切ジャンルタイトル