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文化賞
30万円参神 閏 民子(鹿児島県)
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作品講評
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【講評】
「和の世界が表現できたら」という作者の思いが、観る側にも強く伝わってくる作品です。
白い狩衣装束・和傘の厳かな行列、その背後にある鳥居など、画面構成がしっかりしています。
ストロボ撮影をしていることで、雪の形状や色味などに適度な効果を醸し出しています。
レンズ操作や絞りの調整も絶妙で、臨場感に溢れたハイレベルな作品です。
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部門賞(花部門)
3万円つばき 森木 泰代(山口県)
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作品講評
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【講評】
「椿の木のシルエット、花を咲かせてみました」という作者の"あそび心"や”絵心”が漂っています。
中央に配された木の影は一見大胆さを思わせますが、それがかえって赤いつばきの花を際立たせています。
造形美的な面を含む演出力をはじめ、陰影の加減の技術力などが集約されており、写真が光の芸術である
ことを再認識させられる作品です。
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部門賞(自然・生き物)
3万円早春の里山 日野 諗(山形県)
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作品講評
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【講評】
山形・新潟・福島3県境に位置する、日本百名山の一つ”飯豊山”。その飯豊山連峰を背景に、秋山庄太郎も
しばしば訪れた山形県小国町側から撮影しています。作者によると、「四月下旬、雨の日とのこと」、
雪なお残る山に遅い春を感じさせ、自然界の目覚めや喜びを表現しています。
画面を二分割していますが安易に上下が分離することなく、調和がとれた作品です。
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