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重要なのは受賞第一作 2

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下村敦史×若桜木虔 WEB対談


公募スクール・文学賞別添削講座のスタートを記念して、作家・下村敦史さん(第60回江戸川乱歩賞受賞)と、連載『作家デビューの裏技、教えます!』でおなじみの若桜木虔先生とのWEB対談を実施いたします。

下村さんはデビュー前、若桜木先生の小説指南本を熟読されていたそうです。


お二人には、テーマ・ネタ選びから、キャラクター作り、取材方法など、小説を書くために必要なテクニックをお話しいただきます。ご期待ください!

 

(WEB対談について)

今現在メーリングリストで展開されている対談内容を、ほぼリアルタイムで掲載していく企画です。

発言があり次第、随時更新していきます。

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「重要なのは受賞第一作」 

若桜木:大量に本を読んで分析した結果では、デビュー作よりも、その後の2作が文壇で生き残るには重要ですね。ここでドジを踏むと、文壇から消える。
川瀬七緒さんの『法医昆虫学捜査官』の場合は、最後の最後なので大した瑕疵ではない。それまでが面白いので(私には江戸川乱歩賞受賞作よりも面白かった)続編も読もうと思っています。『シンクロニシティ』『水底の棘』『メビウスの守護者』『潮騒のアニマ』と続々と出ているのは、私と同じように興味深く感じて、固定ファンが付いたんでしょう。
下村さんは、まだ長期シリーズ作品がありませんが、いつ、どの作品がファンの壺に嵌まってシリーズ作品になるか、ですね。

シンクロニシティ
講談社

『水底の棘』
講談社

メビウスの守護者
講談社

小説現代長編新人賞を『お師匠さま、整いました!』で受賞した泉ゆたかさんが『生還者』と『失踪者』が、えらく面白かったと言っていたので、もう固定ファンが付いているとは思いますが。ただ、泉さんは「京都もの(『告白の余白』)は、ピンと来なかった」と言っていました。
あと、下村さんに、1度やってみて欲しいと思っているのは橘玲さんの『タックスヘイブン』(幻冬舎)の方式――W主人公で、2人の主人公の視点が交互に出てくる――です。これは傑作だと思うので、もし未読でしたら、是非、読んでみてください。
小説としてはデビューから3作目なんですが、キャラ立てが巧い。登場人物の大半が悪党で、なのに、それぞれ魅力がある。
全く別々のように最初は見えた話が中盤から1つの方向に収斂していく。凄腕の悪党が、それぞれ自分の目標に向かって、ほぼノーミスで行動しているので、どういうエンディングになるのかが読みにくい。
主人公の片方が絶世の美女のヒロイン(これも、かなりの悪女)とくっつくんだろうな、ぐらいの予測はつくんですが、これはメイン・ストーリーではなく、あくまでもサブ・ストーリーなので。本筋の展開が読めない。いったい、どこまで本当で、どこからが大嘘なのかも分からない。全部が「実際にあった話」のように読める。

お師匠さま、整いました!
講談社

生還者
講談社

失踪者
講談社

下村:川瀬さんは、『法医昆虫学捜査官』シリーズで魅力的なヒロインを生み出されました。僕も固定ファンがついてくれるくらい魅力的なキャラクターを生み出したいなあ、とは常々。

泉さんは若桜木さんが講師をされている「新人賞作家になれる小説の書き方」からデビューされたんですね。実は泉さんとは講談社の担当編集者が同じでして、僕の作品を評価してくださっているというお話は以前に少し伺っていました。作家としては、同業者に褒めてもらえるのはまた特別で、嬉しいです。この場をお借りして――どうもありがとうございます!

 

(※後日、追記。このWEB対談は、〝ほぼリアルタイムで〝と注釈があるように、発言から掲載までは多少タイムラグがあるわけですが、実は若桜木さんに上記の返信をした後、たまたま仕事で上京する機会がありました。東京最終日、予定があまりに早く終わったため、不意打ちで講談社に遊びに行ったんですね。三十分後に他の作家のインタビューに同席する予定という担当さん。聞けば、なんと泉さんの受賞作のインタビューというではないですか。担当さんから「せっかくですから挨拶されませんか。喜ばれると思いますよ」と言われ、二つ返事。
インタビュー時刻直前でしたが、泉さんとお会いできました。せっかくの機会でしたから、『お師匠さま、整いました!』にサインをいただこうと思ったら、とても恐縮されてしまいました(笑)。
そうこうしているうちに、今回のインタビュアーであるKADOKAWAの編集者二人と編集長が講談社に来られ、すぐにインタビューの時間になってしまいました。僕はインタビューの終了を編集部で待っていても別に良かったのですが、講談社の担当さんは「さすがに下村さん一人を放置して待たせておくわけには……」と困惑した様子。気を遣わせてしまいましたが、結局、KADOKAWAの編集長が僕の元担当だったこともあり、泉さんと編集長に快く許可を貰い、インタビューを見学することに。
執筆のエピソードを伺っていると、『お師匠さま、整いました!』は泉さんにとってまさに書かれるべくして書かれたデビュー作、という感じでした。
インタビュー終了後は、講談社内のカフェで泉さんとお話をしてきました。僕と同じく、デビューまでに苦労されていた泉さん。気さくで、楽しい方でした。最後には、お互いの著作にメッセージ入りでサインをして交換しました。僕がサインしたのは、泉さん希望の『生還者』で、担当さんは社内を駆け回り、苦労して初版本を探し出してきてくれました(笑))

 

『生還者』と『失踪者』は受賞作の『闇に香る嘘』と並んで僕の作品の中では読者さんに好評の作品です。『告白の余白』は、本当、賛否くっきり分かれましたが……。
幻冬舎の担当さんは出版前から、「賛否両論出てほしいです! そのほうが売れますから!」と、さすが生粋の京女、堂々としたものです。作者としては『否』はあまりいらないんですが(笑)。
本来、プロの小説は主観的な作家の手綱を、客観的な編集者が握って引き締めるものですが(作家が新人の場合は特に)、『告白の余白』は、京都人の作者×京女の担当編集者――という主観コンビの作品で、今思えばちょっと突っ走りすぎました。祇園のお店で生まれ育った担当さんが「祇園はこんな感じです!」とか「女にはこんなずるいところがあるんですよー」とか「京女はこういうときはもっとえぐいですから!」とか、控えめに描いた僕の背中を押す押す。最近は、井上章一さんのベストセラー『京都ぎらい』(朝日新聞出版)よりえぐい京都人、とまで感想を貰ってしまいました……。僕としては、『京都ぎらい』の内容の十分の一くらいの〝まろやかさ〝なのになぜこんなに京都怖い、京女怖い、と言われるんだろう、と思っていたくらいなのですが。

『タックスヘイブン』ですか。折を見て読んでみます。悪党なのに魅力がある――ノワールやクライムノベルのようですね。楽しみです。
徳間書店で進行中の作品は、まさしくW主人公なんです。とはいえ、両者が対立して駆け引きを行う物語ではありませんが……。魅力的なミステリーにするにはどうしよう、とまだプロットで悩み中です。

タックスヘイブン
幻冬舎

T.R.Y.
角川書店

T.R.Y. 北京詐劇
角川書店

若桜木:W主人公の傑作というと、井上尚登さんの横溝正史ミステリ大賞受賞作の『T.R.Y.』と続編の『T.R.Y.北京詐劇』ですね。これはABの敵対する2人のW主人公で、ABどっちが勝つのか、2転、3転、4転……と、7回か8回はドンデン返しで優劣が引っくり返るので、唸らされました。織田裕二の主演で制作された映画は、とんでもない駄作でしたが。
『タックスヘイブン』は、全く違います。W主人公の古波蔵佑と牧島慧、ヒロインの北川紫帆は高校の同級生同士です。3角関係かと匂わせて、全く違う。ヒロインを巡ってW主人公が敵対するのかと思えば、これも違って、味方同士。
が、それぞれが勝手な思惑で動くので、全然チームプレーではない。これも先行きを読めなくしているので、この辺りのストーリー展開は巧いなあ、と思います。

デビューから2作目の『永遠の旅行者』で、山本周五郎賞候補にノミネートされただけはありますね。この作品は未読で「積ん読」状態ですが。
『タックスヘイブン』は、変なところに引っ掛かりましてね。3人の出た高校が「駿河湾を見下ろす」という設定なんですよ。そんな高校、あったかな? ないはずだけどな、と調べて、西伊豆の松崎高校に行き着きました(苦笑)。ここなら、たぶん西方向に駿河湾が見える。山口百恵主演の映画『エデンの海』や、TBSドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』のロケ地となった学校です。

下村:『タックスヘイブン』も『T.R.Y.北京詐劇』も高評価ですね。
どちらも面白そうです。途中で二転、三転、四転……と優劣が引っくり返っていく構成は、一本道の物語で最後に何度かどんでん返しがあるプロットより作るのが難しいと思います。

若桜木:橘玲さんのデビュー作の『マネー・ロンダリング』も『タックスヘイブン』も、まず金融の専門家でなければ書けないと思いました。虚実皮膜というか、どこまで真実で、どこからが橘さんのデッチ上げた嘘なのかが分からない。全部が本当に思える。
ミステリーでは「この物語は……実際の企業、人物などとは……」という〝お約束〟の断りが入るでしょう。でも、明らかにモデルが分かる作品があります。

マネーロンダリング
幻冬舎

ザ・リコール
ダイヤモンド社

隠蔽工作
静山社

例えばダイヤモンド経済小説大賞(城山三郎経済小説大賞)の第3回受賞作の志摩峻『ザ・リコール』(文庫化タイトルは『隠蔽工作』)では「名門自動車メーカーの五稜自動車工業」となっていますが、これは露骨に三菱自動車だと分かります。読むほうも、そう思って読むことは確実。
そういう感覚で『マネー・ロンダリング』と『タックスヘイブン』を読むと、怖い。
世界の経済情勢の裏が丸見えになる気がします。

井上尚登さんの『T.R.Y.』と続編の『T.R.Y.北京詐劇』は、厳密に言えば時代劇ミステリーです。辛亥革命に題材を採っている。私は、てっきり井上さんは、その辺りの時代の専門家なんだと思いました。小学館文庫小説賞の第8回受賞作の『廓の与右衛門控え帳』の作者の中嶋隆さんは早稲田大学の教授で、そっち方面(遊郭とか浮世草子)の専門家ですしね。ところが井上さんは、取材というか、資料収集だけで横溝正史ミステリ大賞応募作を書き上げたというので、驚嘆しました。なかなか、あそこまで詳しく書けるものではないです。

廓の与右衛門 控え帳
小学館

石廊崎堂ヶ島 万博船の殺人
青松書院

『中伊豆黄金崎 紅葉狩りの殺人』
青松書院

で、話は『タックスヘイブン』に戻って、W主人公とヒロインの3人が出た高校ですが、どうしても気になって、西伊豆の松崎警察署の監察医の先生のところにTELして「松崎高校から駿河湾は、見えますよね?」と訊ねました。私は、変なところが凝り性なもので(苦笑)。
「そりゃ、見えるよ。うちの2階から駿河湾が見えるくらいだから、うちより、もっと高台にある松崎高校なら、確実に見えるよ」という即答でした。
この先生には、西伊豆を舞台にしたミステリー『石廊崎堂ヶ島 万博船の殺人』と『中伊豆黄金崎 紅葉狩りの殺人』を書いた時に、死体の検案とか司法解剖の手続きなどの取材でお世話になりました。松崎警察署の真北50メートルほどの位置に、個人病院を持っておられて。
で、先生、調子に乗って「松崎高校は、ナントカの真ん中でナントカする、ってドラマのロケ地になったんだよ。綾瀬はるかが来たりして、もう、大変だった」
先生、それは『世界の中心で、愛をさけぶ』です。
確かにテレビ版は綾瀬はるかでした。映画版は柴崎コウと長澤まさみでしたが、先生に指摘されて、映画版は松崎高校がロケ地じゃなく、愛媛の伊予高校だったことに気づきました。

若桜木:今度は監察医の先生のほうからTELが架かってきました。
「いやー、あれから気になって、久々に松高(松崎高校)まで登ってみたんだよ。そうしたら、山の陰になって、松高の敷地からだと、ちょっとのことで海が見えないんだ。少し場所を移動すれば、もちろん見えるんだけどね」
この先生のお宅から松崎高校までは、ちょうど1キロです。80歳にもなるご老体の先生を歩かせてしまって(この先生、車の運転ができない。運転は、もっぱら奥さんです)申し訳ないことをしました。平謝りです(苦笑)。

下村:誰にも負けない武器があると、強いですよね。

『罪の声』講談社

リアルフィクションといえば、最近はグリコ森永事件を題材にした塩田武士さんの『罪の声』(講談社)がベストセラーになっています。山田風太郎賞を受賞し、「週刊文春ミステリーベスト10」の国内部門でも第1位に輝きました。凄いですよね。
ジャンルでいえば、僕の『難民調査官』(光文社)も難民問題を真正面から扱ったリアルフィクションだと思うのですが、発売当時は欧州の難民騒動真っただ中で、日本でも連日難民関連のニュースが流れていたにもかかわらず、残念ながらほとんど注目されませんでした……(苦笑)。

こんなふうに書くと、欧州の難民騒動を受けて、時事ネタだから扱ったように誤解されそうですが、実は執筆のほうが先だったんです。前に少し書きましたが、『難民調査官』という職業を扱ったミステリーは五九回の乱歩賞にも応募しているんです。そのときは特徴がない男性難民調査官が主人公で、タンザニア人の難民が登場しました。
『闇に香る嘘』で受賞してデビュー後、まだ誰も書いていない(はずの)難民調査官という職業を誰よりも先に扱いたくて、光文社との打ち合わせのときにアイデアを提案したんです。もちろん、乱歩賞応募作とは全く別のプロットで。
興味を示してもらえたため、講談社の編集部にも一応、許可を取りました。物語は別物とはいえ、応募作と同じ〝職業〝が登場するので。

僕はまだ過去の新人賞落選作に手を付けたことはありません。僕の乱歩賞授賞式では、東野圭吾さんが壇上の挨拶で「(下村君には)落選作は出版させません!」と冗談交じりに(?)力強く宣言されていましたから(笑)。次々に新作を書かなければ生きていけないプロの世界で、落選作に囚われていたらこの先長くないよ、という叱咤激励だと受け止めました。僕の場合、乱歩賞候補になった落選作が四作もあるので、それに順番に手を付けるばかりで新作を書かなくなったらマイナスだよ、と危惧されたのだと思います。
僕自身、『闇に香る嘘』より明らかに劣る作品を二作目、三作目にするわけにはいかないという思いがありましたし、今まで常に新作で勝負しています。将来的には、全面改稿して出版してみたい乱歩賞候補作もありますが(笑)。

何はともあれ、僕は『難民調査官』のプロットを提出しました。最初は漠然と男性難民調査官+女性補佐官のプロットでしたが、当時の女性の担当さんに「役割と性別は逆のほうがいいんじゃないでしょうか」と提案され、なるほど、と思って女性難民調査官+男性補佐官に変更したのでした。ヒロインが台湾人とのハーフ、という設定になったのは、編集長のアイデアです。僕が「もう少し深みが欲しいんですよねえ。どうしましょう?」と相談した結果、「ハーフはどうですか。たとえば、複雑な状況の〝国〝の台湾とか」と。
そうして作品は少しずつ形になってきたのですが、執筆が佳境に差し掛かったとき、突如、欧州で難民騒動が勃発。日本でも連日難民関連のニュースが流れはじめました。
それまで日本では難民問題自体ほとんど注目されていませんでしたから、書く価値がある、と思っていたのですが、これほど報じられている今、果たして小説で難民問題を書く意味があるのだろうか、と当時は悩みました。とはいえ、約束している作品を投げ出すわけにはいかず、むしろこれほど注目されている今だからこそ意味があるかもしれない、と考え、書き上げました。
今日的なテーマだったので、もう少し取り上げてほしかったなあ、と思いつつ、今は続編のゲラに取り組んでいます。

なんと、警察署の監察医の先生にまで確認を――。若桜木さんの行動力はさすがといいますか、凄まじいですね。好奇心とこだわりは作家の原動力ですよね。
監察医の先生も疑問を確かめねば気が済まない方だったんですね。職業柄ですね、きっと(笑)。

若桜木:マレーシアの首都クアラルンプールの空港で、金正男が北朝鮮の女スパイに殺されましたね。これって、まるっきり橘さんの『タックスヘイブン』の世界です。『タックスヘイブン』にも、北朝鮮の凄腕の女殺し屋が出てきます。いよいよ『タックスヘイブン』が、どこから虚構だか、分からなくなってきます。

下村:北朝鮮の例の暗殺事件は、コメンテーターの方も「まるで映画の世界のようで……」と話していましたが、まさにそんな感じでしたね。
『タックスヘイブン』には北朝鮮の女殺し屋が登場するんですか。作品の粗筋では、金融マネージャーがシンガポールのホテルで転落死し、自殺か他殺か……、と紹介されていました。北朝鮮の殺し屋が絡んで、(マレーシアと寄り添う)シンガポールが出てくると、たしかにますますリアルフィクション、という感じです。

(続く)

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プロフィール

 

 

 

『闇に香る嘘』講談社

下村敦史(しもむら・あつし)

1981年京都府生まれ。江戸川乱歩賞に応募を続け、第53回、第54回、第57回、第58回で最終候補に残る。2014年、『闇に香る嘘』(『無縁の常闇に嘘は香る』改題)で第60回江戸川乱歩賞を受賞。最新刊は、『告白の余白(幻冬舎)』。

 

 

 

 

『ミステリー小説を書くコツと裏技』青春出版社

若桜木 虔(わかさき・けん)

1947年静岡県生まれ。『公募ガイド』誌上で18年にわたって連載を担当。NHK文化センター、よみうりカルチャー(町田市)で小説講座の講師を務める。若桜木虔名義で約300冊、霧島那智名義で約200冊の著書がある。これまで、40名以上の弟子をプロデビューに導いている。

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2017/3/21更新

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