どうやって文学賞を選びますか?

2017.09.26

秋から来年の春にかけて、多くの文学賞が締切を迎えます。

スクールの事務局に寄せられる質問のひとつに、

「自分の作品に合う文学賞は何ですか?」

とよく聞かれます。

「それは〇〇です!」と明確にお答えできればよいのですが、なかなか難しいのが現状です。

小説家のインタビューなどを読むと、「選考過程がわかる賞で選んだ」「映像化されるから」
「締切が近かったものから選んだ」などなど、さまざまな理由があるようですが、個人的に一番
しっくりくる理由が「選考委員になっている小説家に読んでもらいたかったから」です。

第40回「すばる文学賞」を受賞された春見朔子さんは選考委員の角田光代作品や江國香織作品の
愛読者であり、読んでもらいたかったからという理由で応募されたとか。
受賞作「そういう生き物」は静謐な雰囲気の作品で、確かに江國香織さんの小説を思い出しました。
表紙のデザインも素敵です。

どの文学賞に応募したらよいか迷っている方、自分が作家になろうと思ったきっかけを
作った、憧れの作家はいませんか?

その方が選考委員をしている文学賞を探してみてはいかがでしょうか。
存命だといいんですが……