うまい棒こそ優等生
「うまい棒」が79年の発売以来、初めて値上げされます。
企業がある商品の値上げをしたいと思うとき、
価格はそのままに内容量を減らし、実質的に値上げすることがあります。
「シュリンクフレーション」とか「ステルス値上げ」とか呼ばれるもので、
みなさんも「袋菓子の中身やアイスバーの本数がいつの間にか減っていた」
という経験があるのではないでしょうか。
うまい棒の場合、値上げも、
量目変更で価格を据え置くこともしてこなかったようで、
企業努力(あと元々の粗利率)はもちろんすごいのでしょうが、
「1袋1本入り10円」で並んで売っているというあのパッケージが、
それをしにくくさせていたのかもしれません。
いずれにしても、
「卵」は数十年にわたり一定の価格を保ち続けていることから「物価の優等生」といわれますが、
43年間「1本10円」を守り続けてきたうまい棒こそ真の優等生だな、と思ったのでした。