インプット側ではなくアウトプット側も
カテゴリ:時事・社会
ちょっと前の話ですが、
岸田首相の所信表明で「リスキリング(学び直し)に一兆円」が織り込まれました。
「この一兆円、公募ガイド社も狙いに行くか」と考えながらふと思ったのですが、
この手の政府施策ってだいたいがインプット(入口)への対策がメイン。
個人への教育給付とか、企業へのトレーニング助成とか、キャリアコンサルタント支援とか、
そういう類のもの。
目的が「人材の成長分野へのシフト&生産性向上による賃上げ効果」にあるなら、
アウトプット(出口)側に目を向けた方がもっと実戦的な気がする。
例えば、エンジニアにキャリアチェンジした人と採用企業には補助金が出るとか、
スキルアップして給料の上がった人には政府も報酬助成するとか。
多くの場合、インプットに比べてアウトプットは効果測定が難しいので、
自然にインプット側の施策ばかりになってくるのでしょうが、
少しはアウトプット側の視点も入れて欲しいなあと感じます。