第5回ゆいごん大賞「ゆいごん川柳」

第5回ゆいごん大賞「ゆいごん川柳」結果発表

ゆいごん大賞「ゆいごん川柳」も早いもので第5回を迎えました。
皆様、作品をご応募いただきありがとうございました。
昨年から続く新型コロナウイルスの影響は日常のごく当たり前の生活がすっかり変わってしまった気がいたします。しかし、そのような状況を反映しつつも、川柳の持つユーモアさを生かした洗練された作品が多く寄せられ、選考は直前まで迷いました。
今回受賞となりました作品は、どれも遺言書を取り巻く問題を表しています。コロナが遺言書の背中を押す部分もあるかもしれません。一方で相続の“ワクチン”にも遺言書は有効なのだと思います。また、自分の想いを遺言書に託すには、相手への思いやりも大切です。
今回の「ゆいごん川柳」の受賞作品を通じて、「ゆいごん」への想いを「なるほど!」と共感いただけましたら幸いです。

※選考者から寄付に対する想いを上手にまとめられているとの評価が高かったため、今回佳作のうち一作品を「遺贈寄付サポートセンター賞」として特別に設定させていただきました。

結果発表

大賞

(風信子さん・60歳・主婦)

介護した 嫁も立派な 相続人

(講評:一般社団法人全日本川柳協会。以下、同)
民法で相続人は配偶者、子、直系尊属、兄弟姉妹となっています。したがって息子と結婚した女性(嫁)は介護に尽くしても相続人ではありませんでした。
民法改正により、2019年7月1日以後、特別寄与料の制度が設けられ、相続人以外の親族で被相続人に対して特別な寄与をした者はその貢献が考慮され、相続人に対して特別寄与料を請求できるようになりました。長年の介護の苦労が法的にも報われますね。

入賞

(岳司さん・76歳・無職)

コロナ禍で遺言までもオンライン

遺言とオンライン。秘密にする遺言の内容をオンラインで公開するのはいかがなものかと思われますが、コロナ禍で親族が集まるのが無理な場合はやむを得ない方法かもしれません。

(しんちゃんさん・75歳・フリーランス・自営業)

書いとけと コロナ背を押す 遺言書

今回のコロナ禍で誰がいつどこで感染するかわかりません。残された家族のために遺言書を書いておくのも安心のため、家族もそれを望んでいるでしょう。

(あっちゃんさん・70歳・無職)

遺言は 争族予防 ワクチンだ

家族が争うのを予防するために遺言を書くことはとても大事だと訴えている句。遺言をワクチンと比喩が効いています。

佳作

(ガイアさん・61歳・主婦)

きっかけは コロナ・台風・大地震

川柳の一行詩の中に記号を使うのはあまり好ましくないと言われていますが、三つの大きな災害の中にコロナを入れたところに、コロナが今最も重要だと言いたいことが伝わって来ます。

(ならのしかたろうさん・55歳・学生(大学/大学院/専門学校))

使い切れ 遺産は世のため 人のため

遺産を遺すのではなく、生前に世のため人のために財産を使い切るという善の心の句ですね。

(逆ペリカンさん・38歳・会社員)

20000日 歩んだ妻へ 感謝状

20,000日だから、およそ365日×50年という計算。50年以上連れ添ってきた妻へせめてもの感謝の気持ちを表したかったのでしょう。そんな想いが川柳から伝わってきます。

(さっぱりさん・76歳・無職)

タイトルは 遺言でなく 感謝状

前句と同意の作品ですが、遺言でなく感謝状と目的を示したところが異なっています。恩を受けた人たちへの感謝の気持ちが、この川柳には溢れています。

(小次郎さん・67歳・その他)

常日頃 口に出さない 文字を書き

この作品は着想が良いです。「口に出さない」には深い意味が含まれています。人は心の中で思っていることをなかなか言葉に出来ないものです。遺言には意外な事が書かれていました。

遺贈寄付サポートセンター賞

(さごじょうさん・38歳・公務員)

寄付をした 父の遺影に キスをする

財産分与について揉めるよりもとあっさりと世のために寄付をした父。そんなお父さんのような人が増えています。子ども達も立派な父だったと誇らしく、思わず遺影にキスをしました。

お問い合わせ

日本財団遺贈寄付サポートセンター「ゆいごん大賞」事務局
TEL:03-5405-2062
MAIL:yuigon2020@koubo.co.jp