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interview ドラマ化することで、別の魅力を引き出す

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TBSテレビ 北川雅一プロデューサーにお聞きしました
ドラマ化することで、別の魅力を引き出す

――まず、「TBS・講談社 ドラマ原作大賞」とは関係なく、一プロデューサーとしてのご意見をおうかがいしたいと思いますが、市販の小説を読まれていて、ドラマ化したいと思うポイントはどのあたりにあるでしょう?

前提として、主人公に魅力があるということが大きなポイントです。

――キャラが立っているということですね。それは具体的にはどういうことでしょうか。

どんな人物かはっきりイメージできる、印象的、ということです。小説を読んでいて、誰が誰だか分からなくなることがありますよね。そういう人物でないということです。

――ドラマ化に値するのは、やはり、優れた小説でしょうか。

小説として完成されているのなら、それは小説として読んでもらったほうがいい。

――ドラマにしたら魅力が出るというケースもありますよね?

魅力が出るというより、別の魅力が引き出せるということです。

――ドラマ化は難しいと思う小説はありますか。心理描写が多いとか。

心理描写が多くても、映像化できないということはありませんが、『スター・ウォーズ』のような作品では制作費の面で無理ですね。

――原作となる小説はどのように探しますか。たとえば、リサーチの会社に委託するとか。

それはしていないですね。個人的に本を読んで、おもしろいと思ったらドラマ化を考えます。

――そのあとは、出版社の担当編集に連絡するわけですね。

並行して企画書を作って、こういうドラマをやりたいと局内で企画を検討します。

――出版社側も内覧会のようなものを開いて、近刊の案内をすると同時に映像化を働きかけると聞いたことがありますが?

僕は出たことはないですね。局内の誰かが出ていると思います。

――出版社とのメディア・ミックスのメリットはどのあたりにあると思われますか。

書籍でドラマの宣伝ができ、ドラマによって原作の知名度もあがるということでしょう。

――以下、「TBS・講談社 ドラマ原作大賞」についてお聞きしますが、同賞はどのような意図で出版社と組まれたのですか。

放送局、出版社双方に、才能あるエンターテインメントの作り手を発掘したいという思いがあって、それが一致して立ち上がりました。

――選考委員に小説家はいませんが、何か理由が?

必要ないからです。新人文学賞とは違います。

――講談社側は編集者、TBS側はプロデューサーが選考委員を務めていますが、意見が割れたりはしますか。

第3回大賞の『猫弁?死体の身代金?』は満場一致でしたが、過去には推薦する作品が違ったことがあります。

――『猫弁』については、どんなところがよかったですか。

謎が解けるという意味ではミステリーの要素があり、ハートフルで、コメディータッチな作品ですが、そんなドラマ、今まで見たことがないというのが受賞の理由です。

――新しい才能の誕生ですね。本日はありがとうございました。

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