
糸魚川は国石ヒスイの産地として知られ、
奴奈川姫など歴史的な伝説の残る街です。
豊かな自然を抱き、歴史ロマンあふれる糸魚川から、
新しいエンターテインメント作品を生み出したいとの願いをこめて
「翡翠文学賞」を創設しました。
糸魚川を象徴する「ヒスイ」「奴奈川姫」を、
自由な発想で表現してください。
奴奈川姫には古事記を中心とした伝説が存在しますが、
それにとらわれる必要はありません。
また、ヒスイだから翠色、じゃなくてもいいんです。
あなたなりの、もうひとつの姫伝説、新しいヒスイの物語を作ってください。
多少、粗削りでも構いません。きらりと光る何かをもった、
ヒスイの原石のような作品をお待ちしています。
古事記や出雲国風土記などに登場する人物。
ヒスイの勾玉づくりを掌握し、越の国の一部(現在の糸魚川市周辺)を治めていたとされています。
古事記では、賢く麗しい女性との記述があり、出雲の大国主命(おおくにぬしのみこと)に求婚され結ばれたとされています。
ヒスイは宝石の一種で、平成28年9月に日本鉱物科学会により『国石』に選定されました。
糸魚川が国内最大の産地です。
日本各地で縄文時代の遺跡からヒスイを加工した勾玉などが見つかっており、その多くが糸魚川産であることがわかっています。
新潟県の最西端。日本海に面し、北アルプスの山々を望む自然豊かな街。
北陸新幹線を利用すれば、東京から約2時間で訪れることが可能です。
糸魚川海岸(ヒスイ海岸)の石の中には、山から運ばれたヒスイが混ざっていることもあり、見つけたら自由に拾うことができます。
・日本語で書かれた自作未発表の作品に限ります。
・小説のジャンルは問いません。歴史小説に限らず、現代が舞台でもかまいません。
400字詰原稿用紙換算で100枚以内。郵送の場合はA4判用紙に40字×30行で印字してください。
手書き原稿は受け付けておりません。WEBの場合は応募フォームから送信してください。
原稿には通し番号を入れ、右肩をダブルクリップまたはヒモで綴じてください。
表紙には以下の項目を記入してください。
・題名
・氏名(筆名の場合は本名も)
・住所
・電話番号
・年齢
・職業
・400字詰原稿用紙換算枚数
年齢・性別・職業・国籍は問いません。
平成30年11月30日(金)(当日消印有効)
応募フォームの場合は当日24時まで
最優秀賞1編=賞金50万円、糸魚川市特産品
優秀賞2編=賞金10万円、糸魚川市特産品
平成31年2月、受賞者に直接通知いたします。
入賞作品の著作権は糸魚川市に帰属します。
(著作権法第27条および第28条の権利も含みます)
応募された原稿は返却いたしません。必要な方はコピーをお取りください。
選考に関するお問い合わせには応じられません。
同じ作品による他の文学賞との二重投稿は認められません。
第三者の権利を侵害した応募作品(模倣、盗作など)は無効となり、権利侵害による問題が発生した場合は、すべて応募者の責任となります。
1951年、小田原市生まれ。『上絃の月を喰べる獅子』で日本SF大賞、『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞を受賞。著書に「キマイラ」「餓狼伝」「陰陽師」シリーズなど多数。
写真提供:夢枕獏事務所
秋田県生まれ。『霧の流れる川』で講談社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞を受賞。代表作は、『夏休みに、翡翠をさがした』『ぼくらが大人になる日まで』など。
コメンテーターとして「ひるおび!」「ウェークアップ!ぷらす」「ミヤネ屋」「かんさい情報ネットten.」などの報道情報番組に出演中。糸魚川市出身。糸魚川ジオパーク大使。